画家として生きるなら地獄を見る覚悟が必要

絵を毎日描いて、それを生活の糧にして生きていくという夢を追い求めている人は今回のこの記事を見てどう感じるだろうか?

 

僕はこれまでオーストラリアで活動したりヨーロッパや南米、中東など世界43カ国以上をキャンパスと絵具道具を持ち歩きながら絵を描いて生きてきた。

お正月は毎年ハワイでライブペイントをして生活するし、これからは拠点を沖縄に移して活動をしようと思っている。

個展も毎年沖縄、東京で開催してNYでの個展も計画している。

 

このような活動をしているので多くの人が僕に相談してきたし、

画家として生きていける人を育てる事にも成功した。

 

しかし、その相談の中でも

 

「ちょっと画家として生きるという事をなめてない?」

 

っというような人も少なからず存在する。

 

こんな事を言うと面倒な人も連絡してきてしまうので、あまり気は進まないが、これは最初に話しておくべき事なので今回は正直に、少し厳し目に話してしまおう。

〈目次〉

  • 頭ではなく心で思わなければ画家にはなれない。
  • 挫折する人の行動傾向をデータにした
  • 画家として生きるにはどうすれば良いのか?
  • 僕からしか得る事が出来ない海外での活動方法

頭ではなく心で思わなければ画家にはなれない。

画家として生きるなら、まず間違いなく苦労する事は意識しておかなければならない。

 

が・・・

 

僕の所にもよく

 

「絶対に画家として生きていきます!」

 

っと言ってくるので、僕がやってきた活動方法や今も新しく得た効果的な画家活動の方法を教えているのだが、結局その決意がブレブレになってしまい、途中で挫折する人もいる。

 

なぜ挫折するのか?

 

それは頭で「画家として生きていく」っと思っているだけという所に問題がある。

 

 

例えば学生時代、テストをする前日まで必死に頭に詰め込んでテストに備える。

 

そしてテストが終わればほとんどの問題を忘れてしまい、数年たつと、

その時にどんな問題が出たのか?

どんな計算方式だった?

など詳しい事は忘れてしまう。(まぁ人にもよるのだろうが)

 

 

一方、友人との何気ない会話や当時の楽しかった出来事などはいつまでたっても忘れる事はない。

 

 

これは頭で記憶しているからではなく心で記憶しているからである。

 

この頭で思う事と心で思う事の差をふまえて「画家として生きていく」っと言う事について考えてみよう。

 

 

僕のところにはかなりの相談メールが来るが、その中で多いのが

 

「絶対に画家として成功してみせます!」

 

だとか

 

「へこたれないで絶対に継続して努力し続けます!」

 

だとか言う人がいるが、結局そう言う人ほど2、3ヶ月でモチベーションを保てずに「思っていた以上に大変だ!いつも通り個展して名前を売っていこう!」

 

っと言う浅はかな考えに至ってしまい、諦める理由を無理やり正当化してしまう。

 

 

最初に僕の画家活動が簡単だと思い込む人ほどこのような考えに至るようだ。

 

 

もちろん日本で画家を目指す人がしている普通の画家活動よりかは成功する可能性は高い事は確かではあるが簡単ではない事も確かである。

 

 

ちなみに僕はブログやSNSで自分をプロデュースしたり、海外でライブペイントなどをして自分という人間を伝えているが、「それを真似すればいいんだ!」っと安易に考える人ほど途中の苦労から挫折してしまう。

 

特にSNSで間違えた活用方法をしている人をかなり目撃してしまう。

 

 

 

その場合はこちらの記事を参考にして正しくSNSを利用しよう。

 

《関連記事》

SNSで絵を売る人がよくする間違いと僕のお勧めの方法

苦労しないで画家になれるはずもないのにも関わらず、学びと行動を継続させる重要性に気づけていないようだ。

 

1ヶ月や2ヶ月、1年や2年の苦労から逃げ出すという事は本気とは言えない。

 

画家として生きる基盤作りにはこのくらいの月日がかかるのは当たり前である。

 

 

 

絵の世界だけでなく英語の勉強でもダイエットでも、最初は「絶対に話せるようになる!」「絶対に痩せてやる!」と言っておいて途中の苦労が辛くてやめてしまう・・・

 

本気という本当の意味を頭ではなく心で理解できている人は途中で多少の苦労があってもやめる事はない。

 

 

逆に頭だけで「本気でやってやる!」っと最初に思っても心で思っていないので途中の段階の苦労でブレブレになって結果、ゴールに到達する事は絶対にない。

 

 

要は頭で「本気でやる!」と思うのと、心で「本気でやってやる!」っと思うのとでは天と地ほどの差があるという事である。

 

挫折する人の行動傾向をデータにした

これまで僕は数千人の画家を目指す人の相談に乗ってきた。

 

もちろん僕が教えた事を真面目に学びながら継続して努力を重ねてくれて、ようやく成功した方もいるが、挫折した人もいる。

 

その中で挫折した人の行動データを収集して気づいた事がある。

 

 

それは、挫折する人は行動パターンが同じという事。

 

 

まず先ほど話したように頭だけで「絶対に画家になります!」っと言っておきながら、途中の苦労から簡単に逃げ出してしまう。

 

その後は今まで通りの画家活動を継続する。

 

今まで通りの画家活動で結果が出ていないから僕の所に相談に来たのに、結局はもう一度同じ事を繰り返してしまうのだ。

 

 

それから1年も経たない内に「このままではダメだ!」っともう一度気づく。

 

 

ここから行動パターンはいくつかに分かれる。

 

・クラウドファンディングに手を出す。

 

・YouTuberを目指す。

 

・他にやりようがないので同じ事を繰り返す

 

画家として生きようと考えた時、苦労したくない、地獄は見たくないという考えは捨てなければならない。

 

クラウドファンディングは目的によっては活用しても良い

誤解しないで頂きたいのが、クラウドファンディングは別に悪い事ではないと言う事。

 

クラウドファンディングとはインターネットを経由して自分がした事、目標を達成するための資金の提供や協力を求めるものである。

 

このクラウドファンディングを利用して人の為になる事や、何か大きな目標を達成させようと思う時はかなり役に立つシステムではあるが、収入目的で利用してしまう人も少なからず存在する。

 

 

 

クラウドファンディングを成功させた人は間違いなくやりたい事や自分の夢を上手く人に伝える能力があるのだが、挫折した人はこの「自分をプロデュースする」っと言う所から挫折してしまっているのでクラウドファンディングでも失敗してしまうだろう。

 

っと言うよりそのような人はデメリットの方が多いかもしれない。

 

最近ではよくツイッターなどでクラウドファンディングに挑戦して叩かれまくっている人を目撃する事がある。

 

 

なぜ叩かれてしまうのかと言うとプロデュース能力がないか、もしくはお金目的、あるいは自分の事だけしか考えていないと誤解される人が多いようだ。

 

ネット上で叩かれれば今後の画家活動にかなり影響する事もあるだろう。

 

人に思いを伝えると言う事は文章力や表現力なども必要になって来る。

 

まずはここを学ばなければいつまで経っても同じ位置から動ける事はないのだ。

 

YouTuberを目指す人

これは本当に多い。

 

これからは動画が主流の時代になって来るので動画を活用する事は間違いではない。

 

実際、僕もハワイライブペイントや絵画制作過程などの動画を撮影して配信している。

 

が・・・

 

僕はYouTuberは目指していないし、ただ単に動画を画家活動の補助的な役割として活用しているだけに過ぎない。

 

むしろYoutubeは僕の活用する媒体の中で最弱といってもいいかもしれない。

 

しかし、これを生活の基盤にしようといわばYouTuberを目指し始める人が挫折者の中ではかなり多い事がわかった。

 

 

Youtuberになるなら楽しい、注目されるような動画を最初の内は毎日アップし続けなければならない。

 

これはある意味普通の画家活動よりも大変で難しい事は間違いない。

 

なぜここを目指すのか理解できないが、現に目指し始めている人がかなり多い。

 

同じ事を繰り返す。

これはもうどうしようもない。

 

確かに継続する事は大切ではあるが、効果がない活動をしていても結果はそれほど変わらない。

 

もちろん圧倒的な画力や表現力などをすでに持っているのなら、運よく誰かに拾われて、注目される事もあるだろう。

 

しかし、それが出来なかったから今の結果につながっているのである。

 

このタイプの人はメルマガにもう一度登録して僕に相談しに来るが、このようなタイプの人は僕は2度と相手にしない。

 

結局諦める人は何度も諦めるし、相談にのる時間を一度無駄にされているので。

 

人生には限られた時間しかない。

 

その貴重な時間を使って、僕は心から本気で画家を目指して努力できる人の相手しかしないようにしている。

 

画家として生きるにはどうすれば良いのか?

冒頭でも話したように成功者もいるが、彼らは僕から学ぶ事も含めそこにプラスα

「自分に合った方法も組み合わせる」っという事もよく考えてくれている人である。

 

つまり思考を停止させず、様々な知識や情報を学び、モチベーションも保ちながら、自分の方法も模索して行動し続けるという事。

 

この追求心がなければ画家として生きていく事は今の日本の低迷しきっているアート業界を生き抜く事は難しいだろう。

 

僕からしか得る事が出来ない海外での活動方法

僕は旅する画家というジャンルではトップを走っている自信があるし、これから海外で活動していこうとしている画家を目指す人にも提供できる海外の情報もかなり持っている。

 

例えば

 

今どこの国がアートに関心が高まっているのか?

 

どこの国が一番絵で稼ぐの事が簡単なのか?

 

目的によって画家活動をする国の違い。

 

っというように他にも質問を頂ければれば完璧に答える事ができるほどの情報量はある。

 

 

 

ちなみにこの世界画家旅人を立ち上げた当初はオーストラリアをかなりおしていたが、最近ではあまりお勧めしなくなった。

 

《関連記事》

絵で食べていくためにAUSに出稼ぎに行く人が増えた件

僕の活動スタイルの考え方として
「誰もやった事のない画家活動をする」
っというものがあるのだが、ここで発信した事により、真似する人がかなり増えすぎたので、僕はもうオーストラリアでの本格的な画家活動はしないと思う。(旅行がてらに楽しむ事はするかもしれないけど)

 

 

 

とにかく僕は海外での画家活動の仕方やその他にも日本での効果的な画家活動の方法などをメールや飲み会などを通して伝えている。

伝える情報量が多いのでZiNARTメールマガジンでまとめて伝えていくようにしているし、この中に僕への連絡先を記載しているのでそこから直接僕にコンタクトをとれるようにしている。

 

飲み会相談会もここで告知させていただくので今もしも、聞きたい事や悩み相談があるのなら遠慮なく相談しにきてほしい。