絵を描く事が楽しくなくなる人の原因とその対策法を画家が伝える

「絵を描くのが楽しくなくなってきたました。どうすればいいですか?」と言う質問や悩みを持った人が僕の所へ相談にくる人が多い。

 

 

楽しく描く事は重要なのか?

 

 

答えはイエス。

 

 

しかし、楽しく描かなければならないと言う思いで描いていると余計に楽しくなくなってくるのも事実。

 

そこで今回は絵への情熱が失われかけている人や、絵を描くのが楽しくなくなってきた人のために、ちょっとしたアドバイスをしていこう。

 

そもそもなぜ楽しくなくなるのか?

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絵が好きで描き始めた時は新鮮な気持ちで好きなように楽しく描く人が多いが、その内の70%は絵を描く事をやめてしまう。

 

 

なぜそのような結果になるのか?

 

 

それには、いくつか原因があるようなのでその原因と対策法をここでまとめてみた。

 

原因がわかる事によって対策もたてる事ができるようになるので絵を描き続けるモチベーションを上げる事ができる。

 

マンネリ

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絵を描く事が楽しくなくなる原因の一つが

「マンネリ」である。

 

これは形もフォームも同じような絵を描いている人にみられる特徴。

 

 

どこをどうすればさらに上手くなるのか?と言う事を考えず、がむしゃらに描き続けてしまうとどれだけ描いても上手くならない。

 

そうなってしまうと同じような絵を何度も描いてしまう結果になってしまうため少しずつ絵に対する情熱も失われてしまうのだ。

 

対策

いつも同じ形で描いてしまっている人は、まずその固定概念を壊さなければならない。

 

少しダイナミックに描いてみるだとか描き方を変えてみる、あるいは今までの描き方プラス違うテイストのラインを入れてみるなど考えてみれば様々なマンネリ対策法がある。

 

 

 

そして他の人の絵を観察したり、どこか遠い場所で絵を描いて新しい刺激を受ける事であなたの絵にも動きがみれるようになる。

 

用は、どこをどうすれば今まで違う絵が描けるようになるのか?と言う事を意識して描く必要があるのだ。

 

他人と比較する

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絵が上達する経過の中で他人と比較してしまうのはよくある事。

 

あなたの絵のスタイルと似ている人が描いた絵を見て自分の方が下手だと考えてしまう。

 

 

そもそも絵を描く時に同じスタイルの絵を描くと言う事は確実にあなたより上手い人は世の中に大勢いる。

 

 

僕も専門学生時代に皆と同じような絵を描いていた時期があるが、まわりには僕よりも確実に絵が上手い人が大勢いた。

 

その事に気付いた僕は他人と比較されてもかぶらない自分だけの絵を描く方向にもっていく事にした結果、現在のような僕だけしか描けない絵が誕生したのだ。

 

対策

他人と比較するのをやめなさいと口で言ってもそう簡単にできる事ではないはず。

 

それならば他の人が描かないような少し違うテイストのタッチの絵の描き方を発見する必要ががある。

 

 

どうすればいいのか?

 

 

その絵のスタイルやフォームを変えたくなければ描き方の手法を変える、もしくは付け足す事をお勧めする。

 

今まで描いてきた手法に新たな手法を付け足す事で他人と比較してしまっても「違う絵だから」と考える事ができるようになる。

 

 

そして他人と比べてしまうと言う事はあなたにない部分をその人は持っているはず。

 

その部分を盗み、あなたの描き方に変換する事で他人とはまた違うスタイルの絵を描けるようになるだろう。

 

 

しかし、これは違うスタイルの絵の描き方を発見するまで考えながら描き続けなければならない。

 

世間一般的な常識に翻弄される

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海や空は青、雲は白、ピンク色の葉は桜、などの色彩や体の上に頭、指の数は5本など世間では常識とされる事を他人に指摘される事で、あなたの独創性のある作品が失われていく事がある。

 

ここがこうだからおかしいと他人の常識に収まるよりは、あなたの絵の中の常識を爆発させる方が絵を描く時に楽しくなる。

 

対策

他人が決めた常識的な事をそのまま鵜呑みにしてしまうとあなたの個性を潰してしまう事になる。

 

僕も専門学生時代に木の絵を描き葉をピンクにしたが先生に「この木は桜じゃない」と否定された。

 

 

 

僕は桜を描いたとは一言も言った覚えはない。

 

 

 

僕は僕の頭の中にある世界を描いているのでこの世にない木を描いたのだ。

 

それを先生が正そうとして指摘してくれたのだと思うが、それも先生の常識の範囲で指摘された。

 

 

他人が何を言おうとあなたが描く絵に不正解はないので常識にとらわれずにそのままあなたの個性を爆発させて欲しい。

 

絵は自由に描くものであり他人が何を言っても関係のない事なのだ。

 

自分の思い描いているものと違う

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絵を描く前にどのような構図にするのか?どのような色合いにするのか?などを考えてから描くのが普通だと思うが、描き終えた後に自分の頭の中にある絵と現実に描いた絵の差が激しい事から自分に失望してしまい、絵を描く事が楽しくなくなる人もいる。

 

 

これは根本的に絵の練習の方法を知らないか、あるいは練習自体をあまりせずに描き始めるからである。

 

対策

頭の中の絵をキャンパスの上で再現すると言う事は想像以上に難しい事である。

 

しかし、これは頭の中の絵をそのままキャパスにうつし出すスキルが足りないだけなので簡単に改善する事ができる。

 

 

まず頭の中の絵を表現するために必要な事はデッサンをする。

 

 

デッサンの効果をあなどってはいけない。

 

 

デッサンをする事によって、頭の中にあるものをキャンパスにうつし出すスキルや絵の形の全体のバランスなどをとれるようになるのだ。

 

そして後は考えながら描き続ける事で、あなたが想像しているものをそのままキャンパスの上で表現できるようになる。

 

旅する画家のまとめ

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それぞれの原因対策に共通する事が常識にとらわれず、あなたの思うがままに描くと言う事である。

 

 

絵は筆で描かなければならないと思いこんではいないだろうか?

 

 

僕はそうは思わない。

 

 

実際に僕は筆以外にも指や爪楊枝など様々な道具で描いており、これからも新しい描き方を発見するために色んな物で描いてみようと考えている。

 

他の人が指摘してくれた時にあなたにとって良い部分は受け入れ、常識的で何の面白みもないと感じた事ならそれを鵜呑みにする必要はないと僕は考える。

 

 

あなたからしか生み出せない絵を描けるようになれば絵を描く事が楽しくなるので上の対策法を参考に描き続けて欲しい。

 

 

 

それでも絵が上達しなかったりどうすればいいのか悩んでいるのなら僕に相談をしにきて欲しいと考えている。

 

僕が世界を旅して画家の仕事をした中で学んだ上達法や、絵の宣伝方法などここでは言えない話をメールで明かしている。

 

 

メールで僕と直接コンタクトをとれる事ができるので興味があれば登録無料のZiNARTメールマガジンを読んで今後の活動に役立てて欲しいと思う。