いよいよ今日の授業で世界を完成させます。

 

今日はこの世界のメインである城を

際立たせる方法をお伝えしましょう。

 

今日の授業があるのとないのとでは

断然絵のバランスや迫力、そして魅力などが

変わってきますので気をぬかずに描いていきましょう。

対象物を奇麗に見せる描き方1

 

まずは対象物である城に目線を集めるために

絵のまわりに物体を入れていきます。

 

物体というのはこの世界で言うと

木、砂漠、植物、などのことです。

 

絵具は今まで使ってきた絵具を使っていきます。

 

僕の場合は砂漠と木と植物を入れていきますが、

例えばここに建物や滝などを入れてもいいかもしれませんね。

 

僕の描き方というのは形作りから入り、

その形から連想されるものを描いていきます。

 

なので建物や滝を入れる場合も

その方法で描いていきましょう。

 

砂漠を描く場合はボカしブラシで

水分量1でたたくように描いていきます。

対象物を奇麗に見せる描き方2

 

ここから木の枝と葉を描いていきます。

 

枝は木を描いた時の授業を参考に

描いていくのですが、葉には様々な描き方があります。

 

本物のような葉を描く場合は細い筆で

水分量2程度で滑らすように描いていくのですが、

僕は今までボカしブラシでボカす絵がき方を

したので葉もボカしブラシでたたいて描いていき、

わざと他と同じようなタッチに描きました。

 

あと手前にあるものという事で

ボカしブラシで境界線をボカす事によって

より城が際立つように描く事もできます。

対象物を奇麗に見せる描き方3

 

ここからは倍速で見て頂きます。

 

葉の表面を描く場合はボカしブラシで

叩きながら描いていきますが、

細かい部分(木の傷や枝の先など)

は細い筆を利用して描いていきます。

 

最初から話していますが、

いつでも光と影の位置を意識しながら

描くようにしましょう。

 

ひとまず動画ではキャンパスの右側の

描き方をお見せしていますが、

左側はあなたの頭で想像して描くようにしてください。

 

あまり僕の絵に引っ張られて真似をして

描いてしまうと似ていない時に「下手」という

意識が芽生えてしまうのを防ぐためです。

 

もともと僕自身も絵を描き始める時は

ほとんど何も考えずにだいたいで描いていきます。

 

なのでそろそろ見本を見て描くのではなく

自分の頭の中のものをキャンパスに描き移せるようになる

スキルを身につけると今後絵を描く時に

さらなる上達へと繋がります。

 

 

 

 

PS.

ひとまず完成作品は次回にお見せします。

 

しかし、絵というのは完成というものは存在しません。

 

描こうと思えばいつまででも描き続ける事が

できるからであり、描けば描く程緻密な

作品に仕上がっていくからです。

 

なのでいつまで描いても完成しないものを

描いていてもキリがないので、ひとまず

良い区切りの所で完成としましょう。