人は1度楽をするとダメになっていく・・・


stanthorpe_asahisigoto

朝の6時に目が覚める。

 

南国バイロンベイに住んでいた頃は

そのまま海に飛び込んで朝ご飯をのんびり

食べながら音楽を聞いて友人と話をする。

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そして昼になれば路上で絵を描いて

3時間で7000円程度の収入を得て

後は1日をのんびり過ごす・・・

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このような生活を約6ヶ月間してきた。

 

しかし、今はセカンドVISAを手に入れる

ために朝日と共に農場へと直行し、

そのまま夕方までしたくもない仕事を

永遠としなければならない。

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会社や組織に属するのが死ぬ程嫌いな

僕は毎日が憂鬱で仕方なかった・・・

 

 

毎日バイロンベイでの天国のような日々を

思い出しながらキャベツを刈りとる。

 

 

 

やはり僕は絵以外の仕事をしてしまうと

ストレスが溜まるようだ。

 

 

日本人は働き過ぎと言われているが

僕もその考えに同感である。

 

もちろん日本の社会はそのような

人達のおかげでまわっているのだが、

僕はその中の1人になる事は決してできなかった。

 

 

 

一度就職した時も未来の自分の姿と

当時の自分の姿の違いに心が病んでしまい、

なおかつパワハラ上司に追いつめられ、

僕は沖縄へと逃亡した。

 

その時からもう2度と会社で働く事は

しないと心に決めながら死にものぐるいで

画家活動をしてきた。

 

 

そしてようやく海外で収入を得る方法を

発見し、のんびり自由な生活を手にいれたのだ。

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しかし、どうしてもセカンドVISAが

欲しかったため仕方なく農場で働く事に

したが、やはりここでも僕はその仕事に

嫌気がさしてきた。

 

 

 

したくない仕事はしたくない。

 

そういう性格に生まれたからこそ

今ままで諦めずに画家活動を続けてくる

事ができたのである。

 

 

 

ダメになっていく人とは?

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僕が絵を描き始めた頃は

まだまだ絵のスキルがなく、生活できる

レベルではない事はわかっていた。

 

当時はアルバイトで稼ぎなら毎日学校からでる

課題をこなし、その上自分の描きたいと思う

作品もひたすら描き続けており、睡眠時間は

毎日2時間であったが嫌になる事はなかった。

 

 

その頃は「画家にならないと人生が終わる」

っと強く思っていたのでその分頑張る事が

できていたのだ。

 

 

 

しかし、今はどうだろう・・・

 

 

朝早く起きて夕方まで働く・・・

 

ただこれだけなのに当時とはまるで

心境の変化が起こってしまっている。

 

 

恐らくこれは絵を描いて稼ぐ方法を

発見してしまった甘えからくる単なる嫌々病だ。

 

 

 

 

明らかに昔の生活の方が苦痛であったし、

1日50円しか使えない生活で食べるものにも

困っていたのにも関わらず、今はその時ほど

頑張る気力が減っている。

 

 

人間1度楽な道を知ってしまえば

甘えがでてきてしまう。

 

 

 

そしてこの甘えた生活はかなり危険であると言える。

 

 

 

楽してお金を稼ぐ事に慣れてしまった僕は

農場のハードワークが終わった後は

何もする気が起きなかった。

 

絵を描く事すらもやめてしまいそうになり

自分自身その事に気付いていたが

絵を描こうと言う気にはどうしてもなれない。

 

ヨーロッパ人はハードワークが嫌い

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仕事が終わり、宿のキッチンで晩ご飯を作っていると

ドイツからワーホリで来た青年と仲良くなり、

彼らと農場の仕事について話す機会があった。

 

ヨーロッパ人は汗水たらしながら

働くのが嫌いで一番楽な農場を選んで

仕事をしているらしい。

 

 

 

たしかにスタンソープの中で

キツいと言われている農場には

日本人、韓国人、台湾人、香港人しか

働いていない。

 

 

彼らが働く農場にはどの国の人が多いのか

訪ねるとドイツ人、フランス人、スイス人、オランダ人

っと全てヨーロッパ人であった。

 

 

僕もどちらかと言うと彼らの考え方と一緒で

できるだけ楽して稼ぎたいという思いが強い。

 

 

僕もその農場に移動しようかと考えたが、

もうすでに人は足りているらしい。

 

 

 

この状態で僕は3ヶ月も我慢して働けるのだろうか?

 

しかし、やるしかない。

 

なぜならセカンドVISAを手に入れる事ができれば

この先あと1年以上もオーストラリアを放浪しながら

旅を続ける事ができるからだ。

 

 

日本に住んでいるより、オーストラリアに

住んでいる方がお金が溜まるし、嫌な仕事を

するストレスを感じる事がない。

 

ただ今だけは我慢しなければならなかった。

 

 

 

 

 

 

しかし、この後最悪の結果が待っている事を

この時の僕は知るよしもなかった・・・

 

ある事件がおきたのだ。

 

 

そのせいで僕は逃げるようにオーストラリアから

去る事となるがこれはまだ先の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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