画家の仕事をしながら嫁の介護と子育てをする生活

先日、画家の仕事をしていて本当によかったと思う出来事があった。

 

かなり追い詰められたピンチの状態だが、画家の仕事をしていたおかげで何とか乗り越える事ができそうだ。

 

先日、僕の第一子が無事誕生した。

これからは嫁に子育ては任せて僕はハワイでのライブペイントや世界中での画家活動、沖縄、東京、NYでの個展、沖縄でのキャンプペイント企画をしていく予定なので、その準備にとりかかろうと思っていたのだが・・・

 

出産を終えた嫁の恥骨が大きく開いてしまい、ベットでほぼ寝たきりになってしまったのだ。

 

 

重度の恥骨離開と診断され、介護なしで生活できない。

 

 

ベットからトイレにいく事ができないのでプライドを捨てて紙おむつをはき、ベットに仰向けになるだけでも1時間かかる。

 

 

1人では全くと言っていいほど身動きがとれず、生まれたばかりの我が子の面倒を見る事も出来ずに悔しくて号泣している。

 

このため、僕は毎日、絵の仕事と子育てと嫁の介護の全てをしなければいけない状況におちいってしまったのである。

 

結論!絵を描く仕事なら介護も子育てもできる!

朝からアトリエにこもって絵を描いて昼過ぎには病院で嫁の介護(お風呂やトイレの手助けやベットに寝転がるサポート)をしながら子供の子守。

 

産婦人科に勤務している人達も頑張ってサポートしてくれてはいるが介護師ではないのでやはり限界があるようだ。

 

やはり精神的にも肉体的にもまいっている嫁をサポートできるのは僕しかいなかった。

 

たまに早朝6時に嫁が号泣しながら電話をかけてきてすぐに病院に来て欲しいと助けを求めてくる事もあった。

 

僕は自分で絵の仕事を構築しているのでこんな時にも臨機応変に対応できるが、もしも、これが普通の会社で働いていたらと思うと本当にゾッとする。

 

その日は早朝6時から夜の12時まで嫁の介護と子守をしながら画家を目指す人達から大量に届いていた相談メールの返信をしていた。

産後という事もあり画家の相談メールの他にもお祝いのメールや次に企画しているプロジェクトの参加志願のメールなどかなりのメールが送られてきたので(500通超えそう)全く追いつかないが、できるだけ返している。

 

 

その後、家に帰って絵の仕事をするかなりハードな生活。

 

重度の恥骨離開は3ヶ月経てば治るかもしれないし、もしくは一生付き合っていかなければならないものかもしれない。

 

この生活がいつまで続くのかわからないが仕事をする時間は自分でコントロールできるので何とかなるだろうと考えている。

 

もしも会社に勤めていたら僕自身も精神的にやられてしまっていたかもしれない。

 

僕の場合、絵の収入も全て自動で売れるシステムを構築したので仮に何もしなくても毎月生活するのには十分すぎるほど収入が入るようになっている。

 

 

そして絵を描く時間もいつでも自分でコントロールできる。

 

 

その自由度のおかげでこのピンチの状況でもそれほど苦労することなくこなす事ができるのだ。

 

 

絵を仕事に選んで本当に良かったと心の底から実感できる体験ができた。

 

 

皆さんも画家を目指すなら画力向上だけではなく、そのまわりのシステムから構築していく事を本当にオススメする。

 

 

システムの意味がわからないと言う場合は僕に直接相談してにきて欲しい。

 

 

PS.

妊娠から陣痛、出産までずっと嫁に寄り添って見てきた。

 

その姿を見て一つ思った事がある。

 

「嫁が出産して入院している間に浮気する旦那はカス」っという事。

 

よくテレビで聞く話であり、僕自身も嫁が入院するまで「ふ~ん」っと他人事のように受け流していた。

 

しかし今回の出産の辛さ、出産後の大変さを見て入院中に浮気する旦那がいる事が僕からすれば考えられない。

 

 

嫁と子供は裏切ってはいけない。

 

女性は偉大。子は宝。

 

平和な家庭があれば後は何もいらない。

 

この出産からそう感じる事ができた。