今回の授業ではあなただけの「花」を描いて頂きます。

皆さんそれぞれアートの作品が違うと
思うので無理に僕の手法を取り入れる必要はありません。

今回の授業は一つの手法として
こんな方法もあるという事を認識して頂ければ結構です。

地球上にない花

今回も「無」が必要条件となります。

動画を見て頂けるとわかると思いますが
途中の段階まで僕もどんな花が誕生するのか
理解していません。

頭の中では漠然とした形があり、

そこに絵具を無造作にのせ、そこで

出てきた形から描き進めています。

無造作と言ってもキャンパス全体に
絵具をのせるのではなく、その花の位置が
ある範囲に絵具をのせていきます。

あと、前回の授業でお伝えした花びらの
描き方の手法を駆使しているのがわかると思います。

まずは筆に2種類の色をのせて
グラデーションをつくり、それを
キャンパスの上にのせていき、
その後、ボカしブラシなどで
光と影の調整をして整えています。

こうする事により花にも
厚みがうまれてきます。

多くの画家は花びらは薄く描いていますが、

(水彩画は基本的に薄く描く)

僕には僕のタッチと合わせた花の描き方があり、
絵全体と馴染ませるためにもこのような
厚塗り手法を使う必要があると僕は考えています。

しかし、絵に正解はありません。

皆さんはそれぞれ思うがままの
タッチで描き進めていくのもありですし、
僕と全く同じ手法で描く事もありだと考えています。

ようはどれだけキャンパスの上で
自分の手法や表現力をだせるのか？
っという所であり、それにより絵の中で

オリジナリティーがうまれ、第三者が

あなたの絵を見ただけであなたが描いた絵だと

理解できるようになるのです。

これが独創的な絵というものですね。

なのでそろそろ僕のタッチと融合させた
あなただけのタッチなども実践、挑戦して
生み出し、それを極めていく作業に入りましょう。

もちろん僕のタッチを使わなくても大丈夫です。

絵は自由ですので。