原画を販売した世界のクライアントさん達。

 

僕は「人が驚く瞬間の顔」を

世界一見てきた男なのかもしれない。

 

世界中を旅して今まで様々な人と出会い、

僕の絵と人柄を気にいってくれた彼らは必ず

「ZiNの絵が欲しくてたまらない!」

と言ってくれる。

 

僕の絵画にはそれだけのパワーが秘められている。

 

この旅をしていてそう感じたし、

直に絵画を見た人の反応を見ても

驚いた顔で僕の絵を見て質問をしてくる。

 

「これ絵具なの?」

 

彼らは驚いた顔のまま僕に質問を重ねる。

 

「ビューティーフォー・・・あなたは一体何者なの?」

 

こうして話していく内に仲良くなり

連絡先を交換すると親好が深まり、

やがては「ZiNの絵が欲しい」っとなるわけである。

 

やはり画家にとって出会いは大切な事なのだ。

 

今回の日本画家旅人は僕が今まで

原画を販売してきた人を紹介しよう。

 

インド人のハーシャからイベントポスター依頼

 

彼はオーストラリアで出会った

インド人なのだが、いつも腰に

布を巻いて生活しており、

たまにズレ落ちて奇麗なおしりが

プリンッっと顔をだす。

 

そんな彼はバイロンベイから情報を発信する

仕事をしており、今度大きなイベントが

あるからポスターを描いて欲しいと頼まれたのだ。

 

実は僕は人を描く事をあまりしない。

 

僕が伝えたい事は僕の頭の中には

違う世界が広がっているという事。

 

そこには人の気配がない。

 

なので人を描く必要がないと

この時は思っていたのだが、

まだまだ修行中の身だった僕からすれば

また新しいジャンルの絵の練習になると

感じたので承諾する事になった。

 

新聞に掲載された後に街でライブペイントを

していると「あの絵を描いた人!?」っと

声をかけてくれる人が増え、そこから

さらに依頼がくるようになった。

 

ゴージャスな暮らしをする愛理さんからの依頼

 

愛理さんはオーストラリアで凄腕の

グラフィックデザイナーである。

 

しかし、今は才能があるのに日本の

アート業界の遅れからその才能を

発揮できていないアーティストに

仕事をまわす会社を立ち上げている。

 

彼女はゴールドコーストの

誰もが羨ましがる超高級高層

マンションタワーに住んでいるのだが、

マンションのエントランスでは

芝生で寝転がりながら

映画を見るセレブ達がいた。

 

当時は別世界の人達と思っていたが、

今は僕もこの生活ができるほどまでに

成長してしまった。

 

この修業時代がとても懐かしく感じる。

 

パロネラパークのオーナーに絶賛された依頼。

 

パロネラパークとはオーストラリアにある

あのジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルに

なったと言われる場所である。

 

公園で絵を描いていると

日本人専門の旅行会社に務めていた

ヨウコさんとケンさんに声をかけられ

 

「ZiNにパロネラパークを見せたら

 どうなるのか?ツアー」

 

として完全プライベートで連れていってくれたのだ。

 

そしてこのパロネラパークを管理する

オーナーに僕の事を紹介してくれて

絵を見た瞬間に依頼を頂く事となった。

 

ブラジルで有名な天才サウンドクリエイターからの依頼。

 

彼の名はリーフ。

 

リーフは先ほど話したハーシャの

シェアハウスに滞在していたのだが、

ここで彼と運命的な出会いをする事になった。

 

のちに彼は僕のパートナーとして

一緒に仕事をする中になる。

 

新しくブラジルでCDをリリースするらしく、

そのCDジャケットデザインを依頼された。

 

彼は僕の事を天才と呼ぶが、

彼のスキルもまた天才だと僕は思う。

 

彼の実家はブラジルのジャングルの奥地にあり、

ブラジルを訪れた時に家に滞在させて頂いた。

 

まわりは360°森に囲まれており、

家のすぐ隣に自然の川と滝が流れている。

 

朝起きれば見た事もない野生動物が

家のまわりに生えているバナナを

食べにやってくる。

 

ここでの生活は僕の人生の中でも

かなり刺激的な経験であった。

 

旅中に出会った本当に親切な僕の友人ピーターからの依頼

 

ピーターはポルトガルを旅していた時に

道に迷ってしまい、そこで助けてくれた

南アフリカ生まれの優しい男性である。

 

数週間ポルトガルに滞在していたのだが、

毎日ホテルに遊びにきてくれたり、

巨石でできた村モンサントなどにも

車でつれていってくれた。

 

【巨石の村モンサント】

 

これがその時の映像。

彼とは今でも頻繁に連絡をとっているのだが、

旅中に絵を描いて欲しいと

依頼されたので快く承諾した。

 

メキシコを訪れた時に海と夕日が見える

ホテルの屋上で完成させ、すぐに彼が今

住むギリシャに送らせて頂いた。

 

ピーターは僕の大切な友人である。

 

日本でも画家として生きていけるヒントをくれたシュビの依頼。

 

ZiNARTメールマガジンでも少し話をしたが、

彼がハワイで僕をピンチから救ってくれた。

 

彼の名はシュビと呼ばれている。

 

仕事はニューヨークでマーケティングや

プロデュースの仕方などを専門とした

仕事をしているいわゆる成功者と言われる人物だ。

 

 

彼の話を聞いて僕は

日本でも画家として活動できるようになった

と言っても過言ではない。

 

 

ハワイのホノルルビーチで

絵を描いているとシュビがやってきて

 

「どうしてもその絵を売って欲しい」

 

っとわざわざ伝えにきてくれたのだが、

当時僕はこの絵は違う人の依頼だったので

売る事ができないと断っていた。

 

しかし、何度断っても諦めずにまた

「お願いだから売って欲しい」

っと言ってくれる・・・

 

 

それから数日後・・・

 

 

僕はクレジットカードをなくしてしまい、

現金が手に入らない状況におちいってしまった。

 

そこでシュビがまた絵を売って欲しいと

頼んできたので絵を彼に売って現金を手にいれた。

 

ハワイで豪遊できるほどの現金が手に入り、

そこから数週間僕は一文無しだったのが

嘘のようにリッチな生活をしていた。

 

日本人からの原画依頼が増えてきた。

 

日本に帰ってきた後に絵を販売するために必要な

個人ブログを立ち上げてから日本人からの依頼が

どんどん増えていく事になった。

 

本当は原画を売る事はしてはいけないのだが、

やはり熱い思いを持って僕に相談しにきて

くれる人の気持ちに打たれて原画を

販売してしまう時がある。

 

「複製画ではなくどうしても原画が欲しい」

 

こう言ってくれる人がいる事が

どれだけ幸せな事なのだろうか・・・

 

僕は本当に画家になってよかったと感じている。

 

一部ではあるが日本人の依頼者さんを紹介しよう。

 

建設会社の社長さんからの依頼。

 

会社を経営している足立さん

という方からも依頼がきた。

 

建設会社という事で木を使った

「アート」を描かせて頂いた。

 

シンボルマークはてんとう虫のようなので

絵画の中にも小さくてんとう虫を入れ、

光を右斜め上から当てれば飛び出たように

見えるよう陰影を計算して描いた作品だ。

 

今は会社の事務所の社長室に飾って頂いている。

 

まだ売れない時代から応援してくれている方が購入。

 

彼は僕が絵を描き始めた時からずっと

応援してくれていた服部さん。

 

珍しく小さなサイズの絵を描いたのだが、

それを即答で購入してくれた。

 

原画の依頼もまた新しく頂いたので、

近い内に紹介しようと思う。

 

絵の修行中に描いた絵画ですらプレミアがつく

 

これはまだ僕がオーストラリアへ

絵の修行の旅に出た当初の作品であり、

まだまだ絵のスキルがのびきっていない。

 

僕は絵を売らないと普段から言っているのだが、

「ZiN君が描いた絵なら全部欲しい!!」

っと言ってくれたのは東京に住むたばた夫婦だった。

 

彼らとはケアンズで出会ったのだが、

その後世界中を旅してきて東京で

再会する事になった。

 

その時にたばた夫婦なら絵を売ってもいいかな

っと思っていたので画力向上前の作品を

販売する事にした。

 

まだ画力が上達していない時期の作品・・・

 

これが彼らにはたまらないようで

今も大切に部屋に飾ってくれているようだ。

 

家族そろってZiNの絵が欲しいと熱望!!

 

昔から僕の絵が好きで

 

「いつかZiNさんに絵を依頼しよう」

 

っと決めていたある家族がいた。

 

新しい絵を描く度に欲しいと言ってくれてから

5年以上の月日が流れて、ようやく資金も

たまったようなので絵を依頼してもらえたようだ。

 

「全てZiNさんに任せます!

 思いのままに描いてください!」

 

っと言われたので僕の世界の一部を描かせて頂いた。

 

原画は安くはないのだが、

それでも完成した作品を見せた時は

 

「ZiNさんありがとう!」

 

っとかなり喜んで頂けたのを見ると

僕も毎回嬉しくなる。

 


 

今まで紹介した作品や依頼者は

これまで僕が画家人生を歩んできた中から

ほんの一部を紹介させて頂いた。

 

これからもどんどん新しい作品を誕生させ、

日本に新しい刺激を与えていくために

画家人生を突き進もうと思う。

 

 

 

 

 

 

PS.

僕は普段から世界にいる

5人のクライアントさん

にしか絵は売らないと話している。

 

しかし・・・

 

「ZiNの絵がどうしても欲しい!お願い!」

 

っと旅で出会って仲良くなった人に

お願いされれば原画を販売してしまう場合がある。

 

 

本当は個展をするために

原画を描きためなければならないのだが、

その気持ちに答えたいという気持ちが

芽生えてきてしまう。

 

もちろん友人だからと言って

原画の値段は下げないが、

それでも絵が欲しいと言ってくれるのだ。