ハワイライブペイント1日目〜2日目
(画面の右下の設定からHDか4Kにすると綺麗な動画を視聴できます。)
この年は嫁の妊娠と出産と恥骨離開になってしまった嫁の介護などでかなりバタバタしており、中々海外にライブペイントをしにいく事ができなかったので、このハワイライブペイントの旅の1日目、2日目は久しぶりの海外ライブペイントとなった。
久しぶりすぎて自分でも驚くほど英語を忘れてしまっていて焦ったが話していれば思いだすだろうと思っていたので、とりあえず1日目はハワイを満喫する事にした。そしていざ2日目にライブペイントを開始しようとしたが、大嵐がハワイを直撃してこの日は1日ホテルでゆっくりしていた。
ハワイライブペイント3日目〜4日目
ようやく太陽の光が差し込むハワイらしい日々の始まり。
絵を描いていると動画では納めきれないほどの人々が話しかけてきた。
クリスマスからお正月にかけてハワイを訪れる人達は心にゆとりがあるのか、ゆったりとした喋り口調の人が多かった。
ハワイライブペイント5日目、6日目
少しずつ英語を思い出してきた5日目、6日目。
もうこの時点でハワイライブペイントは大成功と言えるほどまでの出来に到達していた。
仕事も山のように入り、話しかけてくれる人は必ず「素晴らしい」「美しい!」
「こんな絵今までに見た事がない!」
「頭おかしいぜメーン!」
っと驚きの表情とともに僕に話しかけてくる。
僕の絵は海外でも余裕で通用するようだ。
ハワイライブペイント7日目、8日目
ハワイには桁違いのお金持ちがワイキキビーチをうろついている。
年末最後となるこの日は中国人の会社経営者からこの原画を200000US$(日本円で2200万円くらい)で販売してくれとかなり説得された。
しかし、僕はお金のために絵を描いている訳ではなく、この作品は将来沖縄に僕の個展会場とホテルを合体させたものを建設する時のホテルのドアに埋め込む作品なので絶対に販売しない。
それに2200万円くらいなら今の僕ならすぐに貯まってしまうので、大切な作品を販売してまでお金が欲しいとは思わなかった。
中国の本物のお金持ちからすると100000US$なんてお金は一般の人の5万円くらいの価値でしか無いのかもしれない。
今世界のアートマーケット市場の購入者の70%が中国人だという話を聞いていたが、実際このハワイライブペイントでその状況を体感してしまった。
経済大国中国恐るべしである。
ハワイライブペイント9日目、10日目
ハワイで年越しを迎えてから2日ほど経つと、これまでどこにでもいた世界各国の生活に余裕のありすぎる富裕層の人達の姿がパタリと見えなくなった。
その代わりにハワイに住む地元の人や旅人や日本人で家族旅行に来ている人達が増えて来た。
どうやらお金持ちがハワイに訪れるのはクリスマスから年明け2日までのようだ。
しかし、僕の目的はお金を稼ぐ事ではないのでそんな事関係なかった。
将来建設するホテルのドアにはめ込むための作品。
これさえ完成すればそれだけでいいのだ。