画家を目指す人にとって最大の目標と言えばやはり絵を描いてそだけで稼いで生計を立てて一生絵を描く人生を送る事だと思う。
僕も高校生の頃から画家を目指し始め、世界を回る画家旅を終え(今もたまに出てるが)現在は嫁と子供と一緒に沖縄で活動しながらも絵の依頼も途絶える事もなく、毎日絵を描いてのんびり暮らす生活ができるまでに成長した。
なぜ絵で稼ぎ、依頼が途絶える事がないまでに成長できたのか?
今回の記事では僕がしてきた重要な事をメモがわりにまとめてみたので参考になればと思う。
目標達成シートを作ろう!!!
僕は画家を目指す人達からの相談が毎日数十件、多ければ100件以上届く時もあるのだが、ほとんどの人が「絵で稼いで生きていく事が目標!!」っという最終的な目標だけを掲げて突き進んでしまう人が本当に多かった。
その人達に
「どうすれば達成できると思いますか?」
っと尋ねると
公募展に出して賞を取って絵の依頼を増やすだとか、個展で注目されて大手企業と契約を結んで・・・
っと言うよに第三者ありきの計画を話してくれた。
もちろん賞を取れば活動もしやすいと思うし、依頼も増えて稼ぐ事ができるかもしれないし、個展でどこかの会社も注目してくれるかもしれない。
しかし、それだけでは可能性としては不十分であり、それを証明するかのようにどこで調べても今の日本では画家になる事は不可能とまで言われてしまっている。
まぁ僕は実際こうして絵を描いて生活できているので不可能ではないと確信を得ているのだが。
僕がまず何をしてきたのかと言うと目標に到達するまでのプロセスを明確にするという事。
これをしなければほとんどの人は心がブレブレになってしまい、モチベーションも下がってしまい、最終的には何となく絵を描いて会社で働いて生活費を稼いで・・・
っというような生活になってしまうようだ。
メジャーリーガーの大谷翔平選手も目標達成シートというものを高校生の時点で書いていた事が話題となっていたが、実は僕もここまで綺麗に表にはしていなかったが、18歳から35歳までの事細かな画家になるまでの計画表をノートに書いていた。
大谷選手の場合はその最終的な目標に到達するまでに何が必要なのかをさらに細分化し、それぞれの小さな目標を達成するには何が必要なのかを書き込んでいた。
言葉で説明するよりも図を見た方が早いだろう。
大谷選手の目標達成シートを見て驚いたのが「運」までも味方につけようとしている所。
普通の人なら目標までのプロセスに運を味方にしようとする発想は出ないのではないかと思う。
この作業というのは画家を目指す人だけでなく何か夢を叶えたい人や何かビジネスで稼ぐ目標をもっている人にとってかなり重要な役割を果たす事になる。
大抵、成功をつかむ人というのは今から何が必要でそれを手にするのには何をすれば良いのか?っという事をノートに書き写し、明確な成功までのプロセスを具体的にしてから行動に移すようにしている。
こうする事により何をすべきか頭で考えるよりもさらに明確になり、目の前の目標が見えている分モチベーションが保ちやすく、行動力に大きく関係してくるのである。
画家を目指す過去の僕の場合にあてはめてみた
まだ高校生だった僕がノートに書いた画家になるまでのプロセスを参考にしてこの表に書き込んでみるとこうなった。
日本で活動する画家にとって必要なのは画力だけではなく、他にも様々な事を身につけなければ生きてはいけないという事をこれまで経験して学んできた。
例えば、
自分の人生を伝える力。
これをセルフプロモーションと言い、超有名な画家はすでに企業がプロモーションしてくれるようになっているので学ぶ必要はないが、個人で発信して絵の価値を伝え、絵の商品販売をして稼いで成功している画家達の中にはセルフプロモーションをしていない人はほぼいないと言っても過言ではない。
これがなければアーティストとして世の中に発信してもあまり効果がなく、そのため絵で稼ぐ事が難しくなるのである。
そして販売スキルも必要で、このスキルを持つか持たないかで大きく売上の結果が変わってきてしまう。
現在アーティストとして成功している人はこのスキルが今までの活動経験から自然に身についている人が多い。
逆に失敗してしまう人ほど真ん中の最終目標である「画家になる」っという事だけを頭におき、他の必要なスキルを得るプロセスを無視してしまうため途中でどうすれば良いのかわからなくなり、足止めを食らってしまうようだ。
目標達成シートプレゼント!今すぐ書いてみよう!
今回僕が作ったこのシードをプレゼントとして簡単にダウンロードできるようにした。
↓
これまで画家になる事は可能だと言う事を伝え、見事に成功する僕の生徒さんも増えてきた。
っが・・・
まだまだ今の日本ではアート業界の低迷が続いており、日本国内にしか目を向ける事が出来ていない人の多くは毎日悩み苦しみながら生活を送っている人が数多く存在する。
絵で稼ぐなんて事は今の日本では不可能と言われてしまっている事は画家を目指す人なら少しは理解できているだろう。
絵を描いていて辛い経験をした人達からの相談も何百通と受けてきたが、腐りきった公募展の話や師弟関係を結ばないと賞を取れないだとか様々な日本アート業界の闇の話を聞かされると本当に悲しくなってきてしまう。
この日本のアート業界に頼りきってしまってはいつまでたっても絵で稼ぐ事も出来ない。
それにそんな裏の繋がりに媚を売ってまで成功したいと僕は思えないだろう。
いい加減目を覚まして公募展や個展で誰かに拾ってもらうような第三者ありきの考えを捨ててしまおう。