「絵を描く仕事で一生食べて行きたい!」
そう考えていても何をどうすればいいのかわからずずっと頭を悩ませてはいないだろうか?
当たり前の話ではあるが絵を描いて生活していくには、とにもかくにもファンの存在は必要不可欠である。
自分の作品を好きで見てくれる人がいなければ仕事にも繋がらないし、ましてや絵が売れるなんて事はありえないので絵描きになりたいという願いも叶う事はかなり難しいだろう。
今回のこの記事では絵を描く仕事だけで生きていくために絶対に必要なファンの作り方についてお話させて頂こうと思う。
・自分の絵を好きになってもらうには?
・画力が全てではないという話
・絵描きならファンを簡単に増やせる場所
・ファンが勝手に増えていく方法
・仕事の取り方4つの主軸
自分の絵を好きになってもらうには?
あなたにも好きなアーティストや好きな画家、好きなイラストレータがいると思うが、あなた自身がそのような絵描きになりたいのならまず自分の絵を好きで好きでたまらないファンになってもらう必要がある。
ファンがほとんどいない人で絵描きとしての仕事が充実している人なんてこの世には一人もいないだろう。
僕はこれまで世界43カ国以上を画家として絵を描く仕事をしながら旅をしていた。
現在は家族で沖縄に移住して、晴れの日はお気に入りのビーチでのんびり絵を描く仕事をしている。
なぜこのような生活ができるようになったかと言うと、僕の絵が好きでたまらないと言ってくれる方々のおかげである。
そのファンの方々が僕自身や僕の作品について熱く語って頂ける事があるのだが、そこで自分の絵を好きになってもらえるための答えが見えてきた。
まず多くの人は僕の絵の何が好きなのかについて語ってくれる。
例えば
・他にはない質感のタッチが好き。
・世界観が好き。
・メッセージ性がある。
・可能性を感じる。
などなど、絵自体が好きと言ってくれる人も多いのだが、それと同等に実際に僕と会った人は絵よりも僕自身のキャラクターに引き込まれると話してくれる人がかなり多い。(自分で言うのも恥ずかしいが笑)
つまり、絵よりもその絵を描いている人の人間性を好きになる事でその人が描く絵も好きになると言う事になる。
これが意外に根強いファンになってくれる事が多かった。
ファンを作るには直接会う人と信頼関係を結び一緒に楽しい時間を過ごす事が重要なのだ。
これを僕は世界の旅や日本でも繰り返してきた。
その結果が現在の絵を描く仕事に繋がっているのだと強く感じている。
画力が全てではないという話
先ほども話したように絵を描く本人の人間性を気に入ってもらえる事が出来れば、たとえ絵がまだまだ画力向上途中であっても仕事に繋がってくる事がある。
もちろん絵自体に魅力があれば、それはそれで大きな武器になり、かなり有利と言えるだろう。
僕はこれまで多くの画家を目指す人達に画家としての仕事の構築の仕方を教えてきたのだが、その生徒さん達の中でまだまだ画力が成長段階なのにも関わらず、人柄と人間性で成功してしまったアーティストODAという生徒さんも出てきた。
これには僕も驚いたが、人柄を武器にして仕事に繋げる事が出来ると言う証明にもなったのではないかと思う。
一番優秀な岡部君も既に絵を描く事を仕事にできるまでになり、この隣の黒沼君も最近頭角を現し始めている。
皆本当に頑張ってくれていて僕もそろそろ次の新しい活動に、力を入れる事ができるので嬉しく思う。
話がずれたが、とにかくこの結果からわかるように画力も必要ではあるが、人柄や人間性だけでもファンはついてきてくれるという事になるのだ。
絵描きならファンを簡単に増やせる場所
今回の記事で一番伝えたかったのはこの話。
先ほども話したように僕は海外で絵を描く仕事をしていたが、そこでファンを簡単に作れる場所がある事に気がついた。
これは海外だけではなく日本でも可能な場所。
僕がお勧めするそのファンを増やす場所とは旅人が集まる
「安宿」である。
海外でも日本でも日本人の旅人や外国人観光客の多くはこの安宿を利用するのだが、大抵の安宿には皆で共有して使う部屋(ドミトリー)やリビングのような場所がある。
そこで絵を描いて過ごしていると必ずと言っていいほど
「何描いているんですか〜?」「凄いですね〜!」っと話しかけてきてくれる。
その会話の中で自分の作品集(ポートフォリオのようなもの)を見せると「凄い!」となり、必ずSNSのIDを聞いて繋がろうとしてくれる。
日本だと沖縄にそのような宿が多かった。
繋がりやファンを増やしたいと考えているなら一度騙されたと思って旅人が集まる安宿に滞在して絵を描いてみて欲しい。
ファンの増えるスピードに驚く事は間違いないので。
逆にリッチなホテルだと部屋をシェアしないので交流する機会というものが減り、宿泊費もバカにならないのであまりお勧めはしない。
ファンが勝手に増えていく方法
僕はこれまで世界各国の安宿に泊まって絵画教室を開いたり途上でライブペイントをして人との交流を増やしてきたが、それ以外にも画家活動の一環として利用しているものがある。
それがこの世界画家旅人である。
安宿やライブペイントをするとなると自分の足で調べて、その場所が交流しやすい場所なのかそうでないかを判断しなければならない。
しかし、個人ブログを所有していて人のためになる情報を発信しているとGoogleやYahooなどの検索エンジンで検索されてこの個人ブログに到達し、そこで自分という人間を伝える仕組みを構築していれば読者さんは
「こんな人がいるんだ!」
「この人凄い!」
「勉強になる事書いているな〜」
という共感、憧れ、親近感などの感情を抱いて頂けるようになる。
このような感情を抱くと読者からファンになり、
「この人の絵が欲しい!」
っと思えるようになるのである。
さらに、個人ブログを成長させる事が出来ると何もせずに放置状態にしておいてもブログを読みにくる人の数が絶える事がなくなり、特殊なブログ構築の仕組みによって自動で自分の活動や思いや人間性を伝える事になり自動でファンになる。
まさに自動ファン化装置といえよう。
しかし、これを構築するまでには、知識と情報が必要である。
僕はその知識と情報を教えているが、すでに成功者も何人も出てくるまでになった。
最初は本当に苦労するので諦め癖のある人には向かない方法ではあるが、普通の画家活動をするよりも効率的で可能性が高い方法だと思う。
仕事の取り方4つの主軸
絵の仕事を取る方法はいくつかある。
僕が仕事を取るパターンとしては
・ライブペイント
・インスタグラム(外国人用)
・沖縄でのキャンプペイント
・小説メルマガ
この4つが主な仕事を得る場所となっている。
まずライブペイントはこのような感じで主に海外でするようにしている。
この動画でも分かる通り、海外でライブペイントをしていると、常に人が話しかけてくるようになる。
会話の中で自分の画家活動の話や絵の世界観の話をして心の距離が近づいてくるとそこで依頼される事が多かった。
ちなみに、この原画を2000万円で購入したいと言う中国人の夫婦も現れた。
そしてこの作品は日本のとある場所にしかない石の上に描いているのだが、この作品の発注もライブペイントをしている時に次々と入る事となった。
そして次に活用しているものと言えばインスタグラム。
僕はインスタグラムを外国人用に設定しており、インスタグラムからの依頼の80パーセントは外国人である。
これにも人を集める仕組みがあるのだが、この記事一つでは説明仕切れないのでメルマガを読んでおいて欲しい。
そして次が沖縄でのキャンプペイント。
キャンプをしながら自然の中で絵を描く生活を発信すると、必ず絵の仕事の量が増えていく。
やはり画家活動はありきたりなものよりもこのような誰もしていない活動をして、インパクトを与える事が重要なのだと改めて感じている。
そして次はZiNARTMUSEUMという僕の人生を小説化したメルマガ。
これは絵画販売専用のメルマガで、ここに登録している人しか僕の作品を買えないようにしている。
小説で自分の人生を事細かに伝える事で親近感、信頼、感動を与える事により絵えを買いたいという気持ちが生まれてくるようだ。
旅する画家のまとめ
今回は絵を仕事にしたいという人達のためにこうして僕の戦略を説明してきたが、結局は自分がどれだけ継続して諦めずに活動し続ける事が出来るかが大切である。
よく僕に教えて欲しいと連絡が来るが、結局諦める人は早々諦めて今まで通りのパッとしない活動を続けるか、目新しい方法に手を出したりしてしまう。
しかし、それでは絶対に上手くいかない。
なぜなら僕の教える事以外の活動方法はさらに難しくなり、結果が出にくいので。
ちなみに僕は個人ブログを活用しない画家活動というものもお伝えしている。
が、結局諦める人は何をしても諦めてしまう。
絵の仕事をして生活するとなると最初に苦労する事は当たり前であるが、そこを乗り越えた人だけが観れる世界がある。
継続して学び続け、実践して失敗してダメだった所を改善してまた挑戦して・・・
これを根気強く繰り返していける人が想像する憧れの自分像に近づける人なのである。