自分はまだまだ無名で駆け出しの画家なのに個展で売り上げを伸ばす事なんてできるのだろうか・・・
あなたが今このような悩みを持っているのなら今回のこの記事は、あなたにとって重要な話をする事になる。
僕はこれまで世界中を飛び回り個展をしたり、ライブペイントなどでお金を稼いできたが、現在は沖縄の秘密のビーチで絵を描きながら画家活動をしており、これからは沖縄の国際通り付近でギャラリーを建設する計画を立てている。
今回は僕のこれまでの経験から
個展をする時にどこをどうすれば効果が出るのか?
何をどうすれば売れ行きが良くなるのか?
無名でも活用可能な画家活動なのか?
っという重要なポイントについて説明していこう。
あまり僕の戦略を教えてしまうと真似する人が増えすぎるので本心ではあまり教えたくないが、あまりにも多くの人から個展の効果的な方法を質問されるので、僕の戦略の一部をみなさんにお伝えし、少しでも参考にして頂ければと思う。
展示する絵画に説明は必要なのか?
まず展示する作品で必要なものといえばもちろんその絵自体が発信する迫力や魅力、独創的なインパクトを与えるような画力である。
これは当然で中途半端に誰でも描けるような作品だと見る側も
「ふ〜ん」で終わってしまう。
中途半端な作品を展示するなら
極端に下手(下手ウマ)か極端に上手いかどちらかに振り切っている方が見る側の脳裏には残りやすい。
ちなみに下手ウマな作品について以前に記事にしているのでこちらも参考にして頂ければと思う。
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画力は各々のスキルによって異なるし、見る側の感じ方によっても異なるので画力の話は置いておくとして・・・
よく個展や展覧会を見に行くと、作品と共にその絵の説明文を展示されているのを目撃する。
この説明というのは必要あるのか?
っという事なのだが、これは結論から言えば
「あればより良い」
っという事でありなければないで、僕は全然構わないと思う。
「一つ一つの絵の説明ができなければいけない!」
っという先生方もいるが、僕個人の考えとしては絶対必須ではないと思う。
説明した方がより良く見る側の心を掴める作品もあるし説明がなくても相手の心を掴み、絵を見ただけで何かを感じさせる作品を描く人もいる。
そして、
むしろ説明をつける事によって、胡散臭さが出てしまう人もいる現実がある。
実際、過去に知り合いの画家に個展を開催するから見にきて欲しいと言われた事があり、その人も作品と一緒にその作品の説明文を展示していたが、読んでいると
「これって後付けじゃない?」
と感じた事があった。
その人に直接話を聞くと、案の定
「展示する際に説明文が必須と言われたので、無理やり絵の説明を考えた」
っと言っていたのだが、そうしてしまうとやはり文章というものは不思議なものでその熱意のなさをこちら側も感じ取ってしまい、胡散臭さ、後付けっという感じまでも伝わってしまうのだ。
中途半端な説明文も展示するならもっと他に効果的な文章を展示する方が確実に良いだろう。
効果的な文章とは何なのか?
これからそれを説明しよう。
自分という人間を知ってもらう大切さ。
個展にわざわざ足を運んでくれる人というのは比較的あなた自身、あるいはあなたの作品に興味がある人である可能性が高い。
そしてその人達は、あなたが展示する作品を熱心に見る属性の人達である事は間違い無いだろう。
そこでお客さんの心を掴み、心を揺さぶるような刺激が必要なのだが、効率の悪い間違えた展示の仕方をしてしまうと心を動かせる割合というものが少なくなってしまい、作品購入までに至る可能性を上げるという意味ではまだまだ不十分である。
それではどのようにして見る側の人に
感動、共感、興味、親近感、尊敬、などの感情を抱いてもらえるのか?
というと・・・
それは、人生のストーリーを語る文章も一緒に展示するという事。
よく芸能人でもアート活動をして成功させている人もいるが、芸能人はテレビという強力な媒体を使って自分がどのような人間でどのような人柄でどのような人生を歩んで来たのかをすでに視聴者に伝える事が出来ている。
自分の人生、人間性を伝えるという事は非常に大切であり、これによって尊敬や憧れ、興味、親近感など様々な感情を抱いてもらい、より強く作品に感情移入されるようになっているのである。
しかし、僕達のような無名で名前も浸透していない素人はテレビという強力な媒体を利用する事が出来ない。
これをカバーできるものが人生ストーリーの文章も一緒に展示するという事なのだ。
スタート地点としては無名の画家からなのでなおさらこのストーリーの力を利用した方が良いし、この人生ストーリーというものは何も人間だけが利用できるというわけではない。
例えば、売り上げも安定しているラーメン屋が必ずしている事と言えばそのラーメンにかける思いやどのようにして作られて来たのかなどを記載した説明文をお店の目に作ろころに設置している。
このラーメンが出来上がるまでのストーリーを見せる事で、よりその味に感情移入する事ができ、さらに味が本物であればその人は心動かされその味に感動し、リピーターとなるのである。
原理はこれと同じではあるが、
絵画を個展をする場合「見る」という事を目的としているので自然と文章の既読率も上がるためそこを利用しない手はないと僕は思う。
今回はストーリーの力を簡単に説明したが、もう少し知りたいという人は、ストーリーの力について以前に記事にしたのでチェックしておいて欲しい。
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心を動かす個展戦略
個展をする時の僕の戦略の一つとして考えている方法がある。
僕は世界各国を旅してきた記録を小説にしてこの世界画家旅人で記事にしているのだが、その文章の一部を(全ての文章だと多すぎるので)展示ボードに貼り付けて世界の写真と共に展示するようにしている。
写真というのも自分の人生を伝えるために効果的な一つの武器である。
そしてどこの国でどのように感じたのかを小説にしてその過程で描かれた作品を展示する事で見る側の人にも旅の中で得たその時の僕の感情を心に宿す事で感情を動かし、感動させる効果がある事がわかった。
別に海外の旅でなくても普段の日常から感じた文章を掲載しても良いと思うが、よりインパクトのある話の方が見る側にとってはおもしろみもあるので個展に来た満足感が増幅する事は間違いない。
相手の満足感を満たす事により「この人から作品を買いたい」っという欲求も生まれてくるものなのだ。
しかし、これも中途半端な人生ストーリーだとうまくいかないので正しく組み立てるなら文章術の勉強もしておく方が自分の武器の一つになる。
結局最終的には人間性が全て
ここまで無名の画家でもできる戦略の一つを紹介してきた・・・
が・・・
実際、ストーリーがどうだ説明文がこうだ話していても、結局最後は人間性が全てである。
インパクトがある人間性は無名の画家にこそ必要であり、なくてはならないものだ。
「インパンクトある人間性ってどういう意味?」
「自分の人間性に自信がないんだけど・・・」
っと思う人はこちらの記事で、その解答を記載しているので確認しておいて欲しい。
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まとめ
これまで無名な人だからこそするべき個展の戦略を話してきたが、人があまり来ない立地の個展会場を選んでしまうとこの戦略というのも効果が発揮できない。
やはりなんだかんだで、どこに思い切って投資できるかが成功の鍵を握っていると思う。
金額が安ければ安いほどそれ相応の場所にあり、そこそこ値がはる会場やギャラリーだとそれに比例して多くの人が立ち止まる場所になる。
ここで投資をケチって出し惜しみしてしまうと、少しの個展費用を払ってあまり人が来ない事になり
結果も出ないという状況に陥ってしまう。
どうしても安い場所を借りてするならそこでも人が集まってくるほどの集客力を身につける必要がある。
集客にお金をかけたくない人はSNSやブログをうまく利用すると良いが、これをうまく利用する場合、これも学んでいかなければならない。
日本で画家を目指すなら、絵以外にも様々な学びが必要なのである。
学びは人生を豊かにしてくれるもの。
これからも生きている限り様々な知識とスキルを手に入れて次に進んでいこう。