世界で僕だけがつくる事ができるiPhoneカバーを販売していたのは、僕が世界34ヶ国以上を画家の仕事をしながら旅する前だった。
この頃は絵を描きながらグラフィックデザイナーの仕事をしていたが、お金も少ししか貯まっていなかったので、どうしたらもっとお金を稼げる事ができるのかわからず途方にくれていた。
当時の僕はグラフィックの仕事をするより画家になりたかったので、グラフィックデザインの仕事から絵の活動を中心に切り替える事にして、さらに僕の絵を利用してお金を稼ぐ方法を探しもとめていた。
そんな時apple社から当時では最新のiPhone4が販売されていた。
しばらくたってから僕の友人が新しくiPhoneを買ったので自慢しに家にやってきた。
しかし僕はiPhone本体よりも友人がつけていたiPhoneカバーのカッコイイデザインの方に興味を持ち、友人にどこで購入したのかをたずねると、どこにでも売っているカバーだと言う。
その時僕の頭の中で一つのひらめきが生まれた。
もし世界で僕だけがつくりだせるカバーをつくれば売れるのではないか?
その後すぐに僕もiPhoneを購入してカバー制作をする事にした。
後は販売方法を考えるだけなのだが、当時の僕は絵の依頼はきても自分でつくった商品を売る知識がなかった。
今考えれば当然なのだがSNSやHPで販売しても大量に売れる事はない。
売れたとしても友人が買ってくれるだけだった。
なぜならSNS上には様々な広告がのせられており、ユーザーはそんな大量の広告にうんざりしている。
そんな中に「売ります」と投稿しても注目するのは友人だけで、ほとんどの人は大量にある広告の一部と見なされスルーされる事の方が多いのだ。
そんな事にも気づけなかった僕だったが次の手を考えていた。
グラフィックデザインの仕事をしてからクラブやイベント関係の仕事をしている人とよく会う機会があったので、そこで直接販売したり、お店に買ってもらう交渉をしに営業活動をしてまわった結果、予想以上に反響があり売り上げも少しずつのびていき、気がつけば予定していた旅をするための資金を大きく上回っていた。
予想通り一番売れたのが僕の絵をカバーにした商品だった。
僕自身が見てもカッコイイデザインだと思うし、何よりiPhoneカバーを制作している時に一番楽しかったのが絵をカバーに印刷して手元に届いた時だった。
現在は世界をまわるため制作は中断しているが、これから日本に滞在して制作する準備ができたら世界画家旅人のメルマガで新しく制作したiPhoneケース情報を公開して行こうと思う。
営業活動をして大量に販売してしまうと僕の自由な時間が失われてしまうので今回は人数を限定すると思うが、興味のある人はこのサイトをチェックしてほしい。