早朝6時まだ太陽が完全に登りきる前に起きた僕は、出発の準備を済ませマドリードを旅立つ事にした。
次の目的地は天才建築家ガウディーがデザインした有名なサクラダファミリアがあるバルセロナに向かう事にした。
マドリードの宿で仲良くなった友人がバルセロナから来たと言っていたので彼に一番安いバルセロナの行き方を教えてもらった。
こっちでは有名なALSAと言うバス会社があり、そこでバスを予約するのが一番安い方法だと言う。
筆と絵具とキャンパス、そして大きなバックパックを背負い、僕はバス停に向かった。
予定では朝の10時発のチケットを買いたかったので朝早くから動いたのだが、もうすでにチケットは売り切れていた。
現在9時・・・
仕方なく2時半発のバスチケットを購入して、それまでパソコンに入っている映画を見ながら朝食と昼食を同時にとりながらビールを飲んでのんびり待つ事に。
ようやく出発時間になり、バスに乗り込んだ僕はビールをすでに4本以上飲んでいたのですぐに眠りについた。
それから約8時間の道のりを途中で休憩もとりながら気長にバスの旅を楽しんでいた。
バルセロナについた頃にはもうすでに当たりは真っ暗になっていた。
僕は旅をする時は何も調べないで目的地に向かう事にしている。
なので宿の確保もしていなかった。
なぜ何も調べないのかと言うと、何の情報もない状態になると人に聞くと言う癖がつき、そこから思いもよらない出会いもあるからだ。
実際ポルトガルでも何人もの人とこういった事がきっかけで出会い、今でも連絡を取り合う中になっている。
と、言う事でさっそくその辺の人に宿の場所を聞くと5分で見つかってしまった。
今回は何の出会いもなかったようだ。
疲れきった僕は、すぐに宿にチェックインしてシャワーを浴び、近くのスーパーで食料を買って宿にあるキッチンで晩ご飯を作りビールを飲みながらこれからどう活動していくかを考えていた。
今日はビールをよく飲んだ一日だったのでいつの間にか眠ってしまった。
次の日の朝からサクラダファミリアを見にいく事になるが、その話は次回のヨーロッパの旅の記事で書いていこう。