天才画家ダリの絵と似ていると言われた僕の絵画作品

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以前オーストラリアに絵の修行の旅をしている時に

僕の絵はダリのスタイルに似ていると言う人が何人かいた。

 

僕は、この時までダリの絵をちゃんと見た事がなかったので、どこがどう似ているのか少し気になっていた。

 

ダリはなぜ天才画家と言われるほどにまで有名になったのか?

 

 

実は僕は絵を描く仕事をしているが、あまり他の画家の経歴に興味がない。

 

なのでダリの事もよく知らないのだ。

 

しかし天才画家と言われたダリの絵には興味があった。

 

彼がどのような独創的表現、独創的思考で絵を描き上げていたのかを・・・

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平日のせいか中は思っていたより人も少なく、ゆっくりダリの絵を鑑賞する事ができた。

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ダリの作品の中で一番有名なのがこの「溶ける時計」と言われる作品。

 

夢を実写的に絵で表現するようで僕と似た能力がある事が展示会場の説明に記載されていた。

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僕たちは現在のこの時間を生きているが、過去の記憶は時間とともにゆっくり薄れて溶けていき、その中で残った記憶は「記憶の残渣」として残され、それが自分の思想を作り上げていくとダリは言っている。

 

 

しかし、ダリの作品を観ても分かるとおりオーストラリアで出会った人達は僕の絵とどこが似ていると思ったのか疑問だった。

 

 

僕とダリが同じ所は夢で見たものを描いている所だけだ。

 

 

そんな事を思いながら広い展示会場に飾ってある作品を一つ一つ、どこか技術的に盗める所はないか考えながら観察していた。

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上の写真は抽象画だが僕はまだ抽象画を描いた事がない。

 

 

しかし何故かわからないが抽象画の方が心の声を絵にしているようで僕はまた、あらたなインスピレーションを受け、これから僕の心の声を絵で表現してみたくなった。

 

新しい好奇心を生み出してくれる作品を僕はこれから描いていきたい。

 

そんな事を思いながら絵を鑑賞していると僕は一つの作品に目が止まった。

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もしかするとこの絵が僕の世界観と似ていると友人は言ったのかもしれない。

 

これは僕が世界を旅する前に描いた作品だ。

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ダリは神話を絵で描く事もやっていたようだが僕の場合はすべて夢の中の世界を描いている。

 

動物は夢にはでてこないのだが、ある意味を込めて絵の中で動物と僕の世界を融合させるスタイルの作品。

 

 

僕は小学校低学年の頃から深い眠りについた時、

地球ではないどこか別の世界を飛び回っている夢をよく見ていた。

 

 

しかし年々その夢を見る回数が減ってきており、夢を完全に見なくなってしまう前にこの世界を絵に描きうつしていこうと画家になる事を決意したのだ。

 

そして絵は200年後、300年後まで残る貴重な現在の資料となる事を踏まえて僕は絵の中に未来へのメッセージを残す事にした。

 

 

その中で動物を入れる事が重要になってくるのだが

これは未来の人間にあてたメッセージなので死ぬまで誰にも伝えるつもりはない。

 

 

スペインで新しい衝撃を受けた経験を力に変え、僕はこの後も一生絵を描き続けるだろう。