大昔の人が知恵をしぼって遠くの場所から
水を運ぶ水道橋を建てた。
いつの時代でも神がかったスキルを持つ職人さんがいる。
そんな衝撃を受けた世界遺産のローマ水道橋を後に
今からセゴビアの旧市街を探検する事にした。
レトロな町の外観は僕に新しい刺激をくれているようで、
一眼レフのカメラを持ちながら、どこか良いアングルで
写真を撮れる所はないか探しながら歩いていたが、
旧市街はどこを撮ってもアートのようになる街だ。
旧市街では観光客が買い物を楽しんでいた。
この町の雰囲気はまさにRPGの中に入ったかのような
世界観をだしている。
長い歴史がある土地はこういった独特の雰囲気を
感じる事ができるので、このような町の絵を描く時に
イメージしやすくなるのだ。
さらに奥に入るとアルカサルが見えてきた。
アルカサルとはスペイン語で城を意味する。
城は僕も絵の中によく描き移しているが、
このような本物の城を見る事で頭の中にある城も
さらに鮮明になり、絵を描く時の資料などにもなる。
町の中にアートを発見した。
この作者はわからないが何度もSNSで取り上げられていたので
有名な人なのはわかる。
おもしろい作品をつくりあげたものだ。
水道橋のデザインや町にアートを創るセゴビアの旧市街
にかなりいい刺激をもらった。
やはり旅は僕にとって必要な刺激をあたえてくれる。
画家として生きるのに確実に必要な経験をしていき
いつか起こる大きなチャンスを逃さないためのスキルを
今から一つ一つ手に入れていくのだ。