絵の価値がわからない人と言い訳する人は日本人に多い。

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なぜか海外を恐れる日本人は多い。

 

絵の仕事をしたいのなら海外にでた方が早いというのに・・・

 

「英語を話せないから」「女の子だから」「いった事ないから」

 

様々な理由をつけて行かない方向へともっていこうとする人がかなり多いが、これはただのいい訳である。

 

 

日本人のほとんどは英語を話せないし、僕も旅を始めた時は一切話す事もできなかった。

 

旅をしている間に出会った一人旅をしている人は男の人より女の人の方が多かったし、彼女らに怖くなかったの?っと尋ねると

「最初は怖かったけど来てみれば別に普通だった」

「なぜ皆やった事もないのにいけないと決め付けるのか意味がわからない」

っと言っていたし、僕もそう思う。

 

 

海外に行った事ない人なんて世の中には沢山いる。

 

 

これらは全て頭の中で考えるだけの行為であり、自分の限界を決め付けてしまい、できる理由より出来ない理由を探し出す人は何をやってもそのような考えになるので夢を叶える事は不可能だ。

 

 

 

 

もしも、出来ない理由を探しながら画家になる夢が叶うのならそれは夢とは言えないだろう。

 

 

僕は世界を旅する画家。

 

アムステルダムで画家活動をしており、次はドイツに向かうつもりである。

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もちろんドイツは行った事がないが、何の不安もない。

 

 

一度海外に出てしまえば思ってる以上に得るものがあり、恐る事なんて何ひとつない事が僕の旅を見ていただければわかると思う。

 

そして画家になるにしろ、何か大きな夢を叶えるにしろ、人と人との繋がりは大切である。

 

海外を旅していると様々な出会いがある。

 

彼の名はジェイク。

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彼とは同じ部屋に住んでいるのだが、彼も絵が好きで僕の絵を買いたいとお願いされた。

 

このような出会いは海外にでると頻繁におこる。

 

外国人は絵の価値観が日本人とは極端に違い、日本人は何か大きな賞をとっていないと欲しがらない傾向にあるが、外国人はその本人が気に入れば高い絵でも簡単に購入しようと決断する傾向がある。

 

 

僕はこれまでこのような出会いがあり、何枚も絵を売ってきた。

 

それに日本でよくある「友達だからタダで描いてよ」っとくだらない事を言ってくる人もいなかった。

 

そこが日本人と外国人の絵にたいする考え方の違いでもある。

 

 

 

「結婚するからタダで描いてよ」「新築を建てるからタダで描いてよ」

っと言う人に逆に聞きたい。

 

「1ヶ月タダで会社で働いてよ!」

っと言われてどう思うのだろうか?

 

恐らく「は?何言ってんの?」

っとなるのではないだろうか?

 

それは絵も同じである。

 

 

しかしそこに気づかず結婚するからだとか新築を建てるからだとかという理由で簡単に頼んでくる人もいる。

 

最近では僕の絵の価値が伝わっているのかそんな無茶な要望を言ってくる人はいなくなってきたが、絵を描き始めた頃は結構頻繁に頼まれていた。

 

外国人ならこのような事を言ってくる人は少ない。

 

なぜなら画家というものを職業として捉えているからである。

 

なので絵の価値がわからない日本人よりも外国で活動して絵の価値がわかる外国人に絵を売った方が効率も良いし、絵で生活できるようになるスピードも上がるだろう。

 

 

 

例えそれが友人であってもタダで描いてなんて言ってくる人はいなかった。

 

 

ジェイクと話している時になぜ僕がいつも帽子をかぶっているのか?という話になり、実は僕はこの時・・・

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ハゲていたのだ。

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ベルギーに滞在している時にジュリアンという友人の家に滞在していた。

 

髪が長くなってきていたのでジュリアンにバリカンを借りて彼と話しながら剃ろうとしたら、このような結果になってしまたのだ。

 

 

こんな僕の絵でもお金を払って買ってくれるという。

 

なぜなら絵の価値に気づいているからである。

 

 

僕はこれからも海外を旅し続けながら絵を描いていき、のんびり時間に縛られない生活を一生しようと思う。