絵を描く仕事と一言で言ってもイラストレーターや画家、アニメーションなど様々なジャンルがあるが、もしもこれらの仕事を自分自身の力で仕事にできたならそんな幸せな事はないだろう。
僕は画家の仕事をしながら世界中で絵を描く生活を送っているのだが、海外に住む気はなく、沖縄に拠点をおいて画家活動を続けていこうと考えている。
もちろん会社に勤める事はせず、フリーランスな画家として自分自身で仕事を得ながら、沖縄での個展やキャンプペイント企画、東京では少し大きめの個展をして毎年お正月はハワイでライブペイントをする生活を一生していこうと思う。
そんな生活の中でも僕は他の絵描きさんや画家さんから相談をよくうけるのだがやはりその中でも多くの人が
「どうすればフリーランスで仕事を得るまでになれるのか?」
っという所が一番気になっているようだ。
僕がなぜフリーランスの画家の仕事を続ける事ができるのか?
今回はその事について語っていこうと思う。
フリーランス画家に必要な戦略
「絵描き、画家として生きていくには何が必要か?」
っという質問をアンケート形式でとった結果多くの人が考える事というのが
・公募展で何かの賞をもらって知ってもらう
・会社とスポンサー契約する
・誰にも描けない自己の世界観をつくりあげる
この3つの答えが圧倒的に多かった。
結果的に言えば間違いではない。
しかし、ここで僕が逆に質問してみた。
「公募展で知ってもらった後どうするの?」
「スポンサー契約はどうやってもらうの?」
するとこの返答として多くの人が
その「先の事はわかりません」という答えが返ってきた。
3つ目の画力向上に関して言えば、これは自分自身の努力で何とかなる事なので何も問題ないと思うのだが、公募展で賞を受賞、会社とのスポンサー契約に関して言えば明らかに間違えている所がある。
それは
『第三者に頼りきった計画』という事。
つまり、公募展のその先は誰かが何とかしてくれる、多くの人が求めてくれる、スポンサーがつけば仕事が手に入るという自分の絵描き人生の最終的な運命を第三者に委ね、何かが起こる事をじっと待っているのである。
こんな行き当たりばったりな人生戦略をすでに数万人の人が実行しており、それで何とかなると考えてしまっている事がアンケート結果から知る事となった。
厳しいようだが、ここでハッキリ言っておこう。
絵を描いて生きる事はそんなに甘いものではない。
自分自身の力で仕事を得るという考え方にシフトチェンジしなければ今の日本のアートに対する地位の低さから考えてもかなり効率が悪く、確率的に見ても明らかに低すぎる事がわかる。
何せ自分以外の人の力も必要としている戦略なのだから・・・
まずは自分自身をプランディングして世に出すための戦略から考えてなければならない。
これをセルフプロモーションというのだが、その方法についても勉強しなければ失敗に終わってしまう。
ちなみに僕は画家、絵描きに特化したセルフプロモーションの正しい方法を伝える活動もしており、すでにそれで絵描きとして生活できるようになった人もいる。
その正しいセルフプロモーションの方法は正しい順番で学んでいかなければ成功しないためあえてこの世界画家旅人では語っていない。
ここで語ってしまってもブログ記事なんてものはバラバラに読んでしまい、間違えた順番で知識を詰め込んでしまう危険性があるので。
正しい順番で伝えるためにどうすれば良いのか考えた結果、
ZiNARTメールマガジンの中だけで画家、絵描きに特化したその法を順序良く伝える事にしている。
本気で絵描きとして生きていきたいと強く願う人はZiNARTメールマガジンから他では得る事のできない貴重な情報を得てから行動してほしいと思う。
「収入=原画を売る」だけではない
絵描きとして生きていくというと、多くの人が「原画を売って生活」という結論で止まってしまっている。
ちなみに、僕は今では原画は世界中にいる5人のクライアントさん以外には販売していない。
販売しないようにしているので値段も100万〜200万円以上で販売するようになってしまった。
しかし「それだけで生活しているのか?」っと言われるとそうでもない。
例えば複製画。
今まではシルクスクリーンという技法の複製画が主流であったが、今の時代、ジークレー複製画技術という世界最先端の複製画技術が主流となってきている。
原画と全く変わらない質感や色合いでかなりクオリティーが高く実物を見てもどちらが原画なのか見分けがつかない。
この世に一つしかないはずの原画が2枚でも3枚でも無限に誕生させる事ができるのだ。(ジークレー複製画制作の値段や会社などもZiNARTメールマガジンで語っている)
そして絵を描けるという技術を利用した商品開発。
商品開発というだけで「私には無理」と決めつけてしまう人もいると思うのだが、商品開発は誰でも可能であり先ほどの画家、絵描きに特化したセルフプロモーションの知識を活用してしまえばどんな絵の商品でも販売は可能である。
ちなみに僕の商品はこちらを参考にして頂きたい。
後は絵画教室などもしているが、これはまず画力向上が必要な人もいたので僕のこれまで学んできた絵の描き方を伝える事によって確実に画力を上げてもらえるためにはどうすれば一番良いのか考えた結果、この絵画教室を開く事にした。
画力向上が目的なのでそれほど高い値段には設定していないが、それでもすでに多くの生徒さんが受講し、僕自身も驚くほどの画力向上に成功する事ができた。
それもそのはず巷の絵画教室では学ぶ事ができない、僕の絵のタッチや世界観を描けるようになる事に特化した特別な絵画教室なので、素人の方でも100%の人が画力アップに成功している。
そしてこの絵画教室は週に一度オンラインの動画で配信していき、真っ白なキャンパスから完成までを自動で順番に教えているので、もしも仮に僕が絵を描けない体になったとしても今後収入に困る事はない。
動画を一度撮影してしまえば、それが教材となるので永久的に使えるからである。
ちなみに今でも新しいアート作品の描き方をこの絵画教室の動画で配信しているので画力に問題があると感じている人は是非参加してみてほしい。
つまり、このように「収入=原画を売る」だけではなく、あなたの絵を様々な形で利用する事により絵を描く生活は手に入るという事になる。
ある程度、収入を安定させ、時間に余裕をつくり、その間に絵を描きためてから公募展に応募したり、個展などを開くようにしていく活動方法が今この日本でできる一番良い方法だと僕は考えている。
もちろんフリーランスなので第三者に頼らなくても仕事がはいるように仕事の基盤つくりに力を入れなければならない。
ブログは自分を世に出すための武器
フリーランスの絵描きとしては、やはりブログを活用していかなければもったいない。
大昔のような画家のように口コミで絵の凄さが伝わって画家して成功する方がカッコイイと考えている人も少なからずいるようで「ブログは画家のする仕事じゃない!」っというコメントももらえた事がある。
しかし、僕が思うにこのように考える人は
時代の流れというものを全く理解していないと言える。
例えば、昔に流行ったスーパーファミンコンのストリートファイターがバカ売れした時代があったが、現在このストリートファイターを全面に押し出して販売したとしても中々売れる事はない。
なぜなら今の時代では様々な種類のゲーム機器が販売され、消費者はより良いものを求めている時代であるからであり、各企業もこの時代にあったゲーム開発に力を入れているのだ。
このように情報社会となった現在の時代の流れの中で大昔のようなネットを利用せずに、ただ絵を口コミで広げたいという考え方では太刀打ちできない。
フリーランスとして活動するにはやはりブログを活用して自分自身がどのような人間なのか、どのような活動をしているのかを提示しなければならない時代なのだ。
先に話しておくが、ここで言うブログとはアメブロやFC2のような無料ブログの事ではない。
無料ブログを活用できるのはすでにテレビという媒体で知名度がある有名人だけである。
僕はこれまで世界43カ国以上を絵を描く仕事をしながら旅してきたが、その旅の詳細や世界で活躍したい絵描きにとって重要な情報を提供しており、それが今のフリーランスの絵描きとしての仕事をもらえる基盤となっている。
ちなみに、これは海外で絵描きとしての活動をしなければフリーランスになれないという話ではない。
現に僕は日本の自然の中で絵を描く活動もしているが、それすらも仕事の一環として活用しており、自然の中で絵を描いている間でも収入が入ってくるようになった。
「ポロン」っとiPhoneのメールの音がなった瞬間が収入の入った合図となっている。
ブログを活用して、フリーランスの画家として仕事の仕組みを構築してしまう事で時間に余裕ができ、例え海外のジャングルの奥地にいようが、日本の綺麗な川で絵を描いてようが安定的な収入が入る生活を送る事ができるのである。
この生活をできている今の僕からすれば
「口コミで絵描きになってやる」
っと考えている人のメリットが全く見えてこない。
絵描きはプライドが高い人が多いようだが、実際問題としてそのプライドがフリーランスの絵描きとして生きる可能性に蓋をしてしまっている。
今の時代に生まれた事を最大に利用する事が重要な事に気付かなければこの先、生活の大きな変化は見込めないと自信を持って言える。
っという事で、ブログを活用してフリーランスの画家、絵描きとしての第一歩を踏む事をお勧めする。
フリーランスの絵描きになる前に・・・
ここまでフリーランスの絵描きとして仕事を得る方法を語ってきたが、絵の仕事をするのなら何よりも画力がなければ話にならない。
画力というものは単に絵が上手いという事ではなく、キャンパスの上でいかに表現力、リサーチ力、構図を表す事ができるのかという事が重要である。
表現力とはまさに読んで字のごとくどれだけその世界観が表現されているのか?っという事である。
そして一件関係なさそうに思えるリサーチ力とはかなり重要な要素であり、画力がないと悩んでいる人はまず間違いなくこのリサーチ力が足りていない。
リサーチ力とは簡単に言えば知識である。
例えば像が前足を高くあげて雄叫びを上げている絵を描きたいと考えた時、像の足の裏や腹がどのような構造になっているのかを観察する必要がある。
人は見た事がないものをスラスラと描けるほど超人的な才能は持っていないのだから。
あとは構図。
これはどの位置に主体となる物を持ってきてどのような全体のバランスで描いていけば美しく見えるのか?
っという事を考える力の事。
これらの事が抜けている間は何を描いても成長する事はない。
そしてここに気付けない人は今までと何ら変わりない同じ行動をとってしまい、結果的にフリーランスで絵の仕事を得る以前の問題で止まってしまうのだ。
他にも様々な絵で生活できない理由や原因があるのだが、その原因がわからないという人は僕に直接メールかラインで相談頂ければと思う。
世界を旅する画家のまとめ
一番効率の良い順番としては、まずは絵のスキルを磨く。
次にブログを基盤に絵の仕事を構築する。
最後に時間ができてから絵を描きためて個展やイベントなどの企画でより多くのお客さんに見てもらえるようにする。
このような順番が今の日本では一番良い活動方法だという事は間違いない。
僕の生活がそれを証明してしまっているので。
間違えた考え方をしている人ほど一番最後の活動方法から始めてしまうのである。
知識は絵描きにとって最強の武器になりうる事を理解しなければならない時代なのである。