画家が語るネガティブ思考の原因とポジティブ思考になる考え方とは?

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世の中にはポジティブな人とネガティブな人の二つに分類されるが、当然ポジティブな人の方が楽しくて有意義な人生をおくる事ができる。

 

しかし、これは生まれた環境や個人の性格によってはポジティブな考え方をしたいと思っていても、どうしてもネガティブな考えをしてしまう人も数多く存在する。

 

僕が旅をして様々なアーティストや画家と会う機会が多かったが、誰一人としてネガティブな考えを持つ人はいなかった。

 

なぜネガティブに考えてしまうのかと言うと・・・

そもそもポジティブに考える方法を知らず、ネガティブに考える癖のようなものがついてしまっているのだ。

 

そこで今回は、ネガティブな人が普段の物事を悪い方向に考えてしまう原因とポジティブになる考え方を記事にしていこう。

 

テレビやネットの情報が全てではない

数年前に日本のニュースで大騒ぎしていたエクアドルのグアヤキルで起きた

タクシー強盗日本人殺害事件

 

この時僕は事件が起きた街グアヤキルにたまたま滞在していた。

 

さらに言うとこの街で野宿をしていた。

 

日本のニュースでは

「エクアドル超危険地帯!」

「なぜそんなところへ行ってしまったのだろうか!?」

というような大げさすぎる報道の仕方をしていた。

 

実際グアヤキルは大都会で構想ビルも建ちならび警察の数も多いが、タクシー強盗も他の地域に比べてみると多いようだった。

 

しかし確実に「超危険地帯」ではなかった。

 

なぜならこの街はガラパゴス諸島への入り口にもなっており、観光客が多いのだ。

 

観光客が多い超危険地帯なんか聞いた事もない。

 

実際、直接街の様子を見ても危ないと感じた事はなかった。

 

そこへ来た日本人夫婦が運転手と口論になって銃で撃たれた。

 

たまたま殺されたのが日本人だったため、マスコミが食いつき大げさに報道しているだけなのだ。

 

日本ではこの報道をみてガラパゴス諸島への旅行をキャンセルする人が増加したようだ。

 

テレビやネットの影響力は大きく、人はネガティブな情報や大げさすぎる情報を信じてしまう傾向にある。

 

悪い思い込みに支配されたてはいけない

思い込みは夢を追う人にとって良いふうに考える事ができれば自分の味方になってくれるが、悪い方向に思い込みをしてしまうと間違いなく挫折して止まってしまう。

 

悪い思い込みは自分の可能性や世界を狭くしてしまうのである。

 

「悪い情報」はネットやニュース、噂などから得る事が多いが、その情報が本当に正しいのかを考える前に事実と認識してその情報に影響されてしまい、それが自分の世界での常識となり自分から情報を得るという概念がなくなってしまう。

 

他人から得た情報が全てと思ってしまう人が多いようだ。

 

前回の記事でも書いたが、Yahoo知恵袋で

「画家になるにはどうしたらいいですか?」という質問にたいして

 

「日本では画家の仕事一本で食べている人はいない」と言う回答が多数よせられていた。

 

僕の知り合いの中でも絵だけで生活している人は日本に4人もいる。

 

このように曖昧な事を言う人からの情報を真実だと受け止めてしまい、ネガティブな考えを持つ人を増やしてしまう結果となるのだ。

 

もしYahoo知恵袋に画家になるためのポジティブな回答が多数寄せられていれば、日本でも画家になる人の割合は確実に増えていただろう。

 

しかし、この悪い情報だけを信じてしまう事によって夢を諦めてしまう人が多いのも事実なのだ。

 

ポジティブな思考になるには?

ポジティブな思考の人はどんな状況でも良いふうにとらえる事ができる。

 

僕もかなりのポジティブな性格なのだが、さすがに弟がバイク事故で他界してしまった時は落ち込んだ。

 

しかし今では弟の死があったからこそ

「人はいつ死ぬかわからない」という事を頭ではなく心で理解して、本気で思うようになり

「死ぬ前に自分のすべき事はする」

「絶対に画家になる夢を叶える」という行動力を弟からもらったと思っている。

 

現在ではどこの国に行き、どう行動すれば画家として生きる事ができるのか?

という事も把握する事ができた。

 

英語も話せるようになり、多くの外国人の友達やクライアントさんと交流するまでに成長した。

 

このように「死」さえもポジティブにとらえる事で人生を豊に生きる事ができるのだ。

 

ポジティブな思考になるにはどんな不幸が起ころうとも、それは自分が成長するチャンスやきっかけだと考える癖をつけるようにする事で自然とポジティブ脳ができあがる。

 

そして絶対に諦めないという強い気持ちが必要なのだ。