自分にあまく集中力が持続できない。
すぐに誘惑に負けてしまう。
画家になりたいが自分にストイックになれずに悩んでいる人は世の中には沢山いるようだが僕もその内の一人だった。
僕は絵を描きながら世界中を旅してきた中で、そのような事はなくなったが一時期アトリエで作業をしていてもまったく集中できず、すぐ違う事をするようになっていた。
その頃の自分自身のストイックのなさにあきれ果て自分はなんて弱い人間なんだと思うようになっていた。
そうなってくると絵を描くにも大きな影響を及ぼすようになる。
しかし、そんな状況から抜けだす秘策を思いついてから今では誘惑に負けず、集中力を継続する事ができるようになった。
何をしたのか?
今回はその秘策の話と僕が考えたストイックになるための最高の方法も紹介するので最後まで読んでもらえれば嬉しい。
そもそもなぜストイックになれないのか?
ストイックな人とストイックになれない人には大きな違いがいくつかあるようだ。
ストイックな人は追いつめられていたり、絵を描く事が以上なほど好きであったり、他の人が見る作品なので手をぬけないと言う思いが強かったりする。
これはストイックではない人でも、そのような考えを持っている人もいると思うが、その思いがストイックな人にくらべると弱い事が原因とされている。
ストイックな人は妥協を許さず、休憩の時間すらもったいないと思っている人が多く、逆にストイックになれない人はちょっと休憩と言って、気がつけば何時間も休憩してしまっているようだ。
ストイックだった学生時代
僕は画家になるため絵の専門学校に入学したのだが、その頃は一日50円しか使えない貧乏学生であった。
毎日バイトを掛け持ちし、遅くまで働いた後は一人暮らしのアパートに帰り、お腹が空いても食べるものはもやししかなかったので、こんな生活から早く抜け出したいと思いながら必死に学校の課題を朝方までこなしていた。
学校についてもどうすればさらに上達するのか考えながらひたすら絵を描いていた。
まさにその時の僕はストイックの固まりだったと思うが、なぜその時ストイックになれたのか?
答えは簡単で画家にならなければ人生が終わると思っていたからだ。
社会不適合者の僕は会社に就職なんてしたくないと言う思いが強く、絵を描く以外の仕事はしたくないと心から思っていた。
その思いが強かったからこそ今のような生活ができるているが、そんな僕でも一度ストイックになれなかった時期があった。
ストイックになれなくなった日
専門学校を卒業後は絵の仕事が全くなかったため、僕はグラフィックデザイナーの仕事をしていた。
そのため学生時代より絵に関わる時間が少なくなっていたが、仕事の合間をぬって絵を描く気力は残っていた。
その後グラフィックの仕事を辞め、絵の仕事が起動にのってきた時から僕はアトリエにこもって毎日絵を描くようになっていた。
アトリエには座り心地の良いソファーや大きな本棚に入っている大量の漫画、そしてテレビやゲームも完備していた。
ようするにリラックスできる最高の空間を作り上げてしまったのだ。
しかし、それが僕のストイックさにストップをかける結果になるとは想像もしていなかった。
少し絵を描いて休憩をとろうとテレビを見てしまい、気がつけば1時間以上休憩してしまっていたり少し気晴らしに漫画を読むと気がつけば夕方になっていたり・・・
僕は絵を描く時はリラックスして描くようにしているが、リラックスできすぎる空間で絵を描くのはストイックさをなくす原因にもなる可能性がある。
どうすればストイックになれる?
絵を描くのが好きで描いていたのに絵を描く時間を誘惑に奪われてしまうと
「自分は何をしているのだろう・・・」
と落ち込んでしまい、そのままの気持ちで作業を再開してもいい作品を描く事はできない。
絵を描くのにストイックになるには、まずその状況になれる環境をつくらなければならない。
テレビや漫画、ベットやソファーなどのリラックスできるものを徹底的になくしていき絵を描くためだけの空間をつくるようにする。
この方法で僕は絵を描く時間も増え、充実する一日にする事ができた。
しかしさらに効果的な方法を僕は知っている。
キャンプペイント
キャンプペイントとは、そのままの意味でキャンプをしながら絵を描く事で僕が発見したストイックさを引き出す最高の方法だ。
キャンプペイントをネットで調べても出てこないので、恐らく日本人では僕しかやっていないのではないかと思う。
僕は世界中を合計3年間旅しながらキャンパスと筆と絵の具を持って画家の仕事をしている。
その旅の中で発見したのがキャンプペイントなのだ。
これ以上に集中力が持続し、自分にストイックになれる方法があるのなら教えて欲しいほどだ。
僕は日本の夏に滞在する時は沖縄でキャンプペイントをする事にしている。
海の目の前にあるキャンプ場にテントをはり、ビーチの日陰にボードを組み立てて毎日絵を描いていた。
キャンプ場に泊まっている人や観光でビーチに来る人が興味を持って話しかけたりもしてくれるので、良い刺激にもなり絵を描く事が楽しくる。
休憩する時は海に飛び込むのだが、ボードをそのままにして長時間休憩する事はできないので休憩を終わらして、すぐに絵を描こうと思えるようにもなるのだ。
まとめ
以上が僕が体験したストイックになる方法だ。
いつか日本の沖縄に滞在する時にZiNARTメールマガジンで出会った志が高い仲間と共にキャンプペイントをする事も考えている。
世界43ヶ国以上を絵で収入を得ながら旅ができた秘密や画家を目指すための情報などもメールだけで明かしていくので、興味のある人は無料のメールマガジンを受け取ってほしい。