絵を勉強していた頃、練習として動物の絵を描く事が多かったが描き方というものは専門学校では教わっていなかった。
専門学校に入学した時は絵の知識もなく技術も全くと言っていいほどなかったので動物を描く事は僕にとっては、かなり難易度の高い事でもあった。
しかし絵の勉強を本気で始めてから2年が経とうとした頃に、僕だけの動物の描き方を発見した。
この方法はかなり難易度は高いと思うが、この方法ができるようになれば
あなたの好きな角度やポーズをとった動物を描く事ができるようになる。
僕もまだまだ修行が足りないので、何年かけてでもこの技を完璧に習得したいと思っている。
今回は僕のその動物の描く方法を紹介しようと思う。
1 動物の写真や動画をたくさん観察する
まず、その描きたい動物の様々な角度から撮られている写真や動画を図書館でもネットでもいいので沢山観察する事が大切だ。
鳥なら羽を広げた時の角度や首を動かしている時にどう動くのか、亀なら泳いでいる時の首や腕の角度、甲羅の裏の質感など、様々な方向から観察して頭の中で一体の動物をリアルに想像する。
2 頭の中の動物をパーツごとに分ける
この作業は動物を好きな角度やポーズで描くのに最も重要な事。
まず頭の中にいる一体の動物を胴体、手、足、間接、頭、尻尾のパーツに分けて3Dのような形で想像する。
バラバラにすると言うより、それぞれのパーツを少しだけ切り離した状態を想像するようにする。
3 それぞれのパーツを動かしていく
少し切り離したパーツをあなたの描きたいポーズに頭の中で動かしていく。
ここで最初に言った写真や動画をよく観察して頭の中でリアルに想像する事ができていなのであれば、頭の中でパーツを動かす事はできない。
例えばゾウが足を上げた時に足の裏や脇の下の皮膚のたるみはどうなっているのか?
などをよく観察できているのであれば足を上げたゾウの今まで見えていなかった足の裏や脇の下を想像する事ができる。
想像できると言う事は、その部分をよく観察できているという事なので、さらにパーツを動かしてあなたのイメージにあったポーズにしてほしい。
後は、あなたの描きたい角度に回転させるだけだ。
4 スケッチブックに描き移す
最後は頭の中で想像したその動物の角度やポーズを忘れない内にスケッチブックに簡単でいいので描き移していこう。
あとは、そのスケッチブックを参考に絵を描いていくだけだ。
少し難易度は高くて初めはかなり難しいかもしれないが、慣れてしまえばあなたの好きなポーズをとった動物も描けるようになるだろう。
絵は練習も必要だが頭の中で想像する事も必要なのだ。