僕の絵には木を描く事が多いのだがSNSのメッセージなどで
「この質感のある木はどうやって描いているんですか?」という質問がくる事がある。
そこで今回は特別に立体的な木の描き方を紹介して行こうと思う。
絵の具はアクリルを利用している
どんな種類の絵の具でも立体感を出す事ができるのだが、独特の立体感を出すのに僕がおすすめしているのがアクリル絵の具の「リキテックス」だ。
乾くとゴムのような性質になり耐水性があるので油絵のように少し盛るように塗ると木の表面のデコボコを表現する事ができる。
そして様々な物に描けるので僕もリキテックスを愛用している。
簡単な下書きをする
僕は基本的に下書きはしない方だが、始めて描くなら鉛筆で光のくる方向や影となる部分をパーツごとにわけて下書きしておく方が描きやすい。
奥にある葉から描いていく
葉を描く時に同じ色で描いてしまうと平面のような薄っぺらい絵に仕上がってしまうため僕の場合は奥の葉から描いていくようにしている。
人によって葉の表現は違うが、今回は時間をかけずに描けるようにするためこのような表現方法にしよう。
この場合緑に暗めの色を混ぜ、
奥にある影の部分の葉から描くようにする。
影の中心部には水を少なめにしてたたくように描いていき、その側にいくにつれて筆に水分を少し多めに含めるようにして、たたくと葉が散りばめられているように描ける。
光と影を意識して絵の具をのせていく
木の立体感なのだが、これを出すには光と影を意識して描く必要がある。
まず光の位置を決めてその反対側には影が存在するのだが、ここを最初に絵の具で塗ってしまい、全体の形をつくってしまう。
この時に葉の上にも枝がくるように描いてしまってもいいだろう。
ここで注意して欲しいのが光の方に暗めの濃い色を最初に塗ってしまうと後で明るくしようとしても、かなり塗り重ねないと色を変える事ができない。
まず初めに白に少し茶色や緑を足したような薄い色で光の部分を塗るようにする。
絵の具の色を混ぜて木の表面を描く
あなたが想像する木の色を混ぜてから光と影の中央部分に指で滑らすように塗っていく。
指で描く事によって光から影への自然なグラデーションを描く事ができるし、ぼかしのような表現も描く事ができる。
木だけではなく立体感を出したいものを描く時は指で描くようにしている。
そして筆を使うのは指で立体感や凹凸を出した後で使用するようにしているので、この時点では全体の立体感の形をつくる事を中心として考えて描いていって欲しい。
これだけで木の立体感を出すのに必要な最初の行程は終わりだ。
筆や爪楊枝を使って細かい表現をする
さきほど指で描いた表面の暗い部分にはそこにあった色を使い、筆ででたたくように描いていき、明るい部分にはそれにあった色でたたくように描いていく。
そして暗い葉の近くに描いた枝は暗めの色を使い細い筆で滑らすように描いていく。
そして細かい表現がしたい場合は爪楊枝に絵の具をつけて木の表面に傷をつけていく。
こうする事によってより立体感がでるようになる。
最後の仕上げで葉を描く
最後に明るい部分の葉を描くのだが、その前に奥の葉より少し明るくした色で葉のパーツごとに塗って陰影をだしていく。
ここまで終わったら後は明るい緑で奥の葉の暗い部分も残しながら、たたくように筆で描いていくと立体感のある木が完成する。
一応ここまでで一般的なレベルでは完成なのだが僕の絵はここからさら僕の描き方をする事によって他の人が「どうやって描いているの?」というまでの表現方法が可能になる。
ZiN独自の描き方を公開する絵画教室
画家にとって描き方や手法は教えない方がいいとアートイントロデュースと言うアーティストを支援する会社の社長さんに言われた事があった。
僕も画家が独自の描き方を広めるのはあまりよくない事だと思う。
なので、ここからの僕の絵の手法を伝えるのは本当に絵が学びたい人や画家として生活しながら一緒に活動できる人達に伝えていきたいと思っている。
なのでZiNARTメールマガジンを読んでくれている読者だけに僕の「世界」の描き方を事細かに説明している絵画教室もひらく事にした。
この記事の一番上の動画は、その絵画教室の様子である。
ちなみに僕の生徒さんで素人から絵を描き始めた人が多いのだが、僕の絵画教室なら確実に画力を上げる事ができる。
生徒さんの作品一部を公開しておこう。
これは一回目の基本の授業なのだが、たった一回の授業で僕のタッチを取得し、ここまで成長するようになった。
ちなみに絵画教室へ参加する場合はメールマガジンで生徒さんを募集するので、そこから参加して見て欲しい。
今回で5度目の絵画教室の開講となる。
今回の絵画教室で僕のオリジナルの描き方を伝える作品のモデルは
こちらの「ミステリアスな世界」
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