僕は絵の修行をしてレベルアップをする目的でオーストラリアの旅にでた。
宿泊している宿の目の前は海に面したラグーンと言う公園があり、ここには芝生やプールも設置されていて市民の憩いの場となっている。
ここで毎日英語の勉強と絵を描いていたのだが、英語をほとんど話せない僕にも沢山の人達が話しかけてきてくれた。
一日に最低5人以上は話しかけてきてくれるので英語の勉強にもなるし、今はfacebookやtwitterなどのSNSがある為、こういった活動をしていると気になった人が写真をアップしてくれるので、宣伝効果も期待できる事に気がついた。
初めてやる事は不安がつきものかもしれないが、行動してしまえばそれ以上に得るものが大きい。
しかし多くの人は口で決心したとしても行動ができていないので、それを正当化しようと言い訳を探しだし、結局何もできないで終わってしまう。
皆スタート地点は一緒なのだ。
僕はよく人から
「英語を話せるから海外を旅できる」
「絵が描けるから自由に過ごせる」
っと言われるが最初から英語も話せた訳でもないし、絵も素人以下のレベルでしか描く事ができなかった。
「できるようになる為」に行動しただけなのだ。
この経験から、そのような思考で行動していれば自然と何でも出来きるようになり、まわりの人の目も引く事ができるようになると痛感した。
公園で絵を描いている中で多くの人と出会い、沢山の友達もでき、仕事の依頼もうけるようになった。
オーストラリアのケアンズは今の自分の考え方や仕事の受け方の基盤になった場所だ。
しかし、まだオーストラリアの旅が始まった2日目。
この時はまだ、何の知識もなく画家として生きていく方法も手探りで探しているようなものであった。
しかし海外へ一人で来た!と言う事実と新しい環境へと足を踏み入れた事で、行動していれば必ず僕の考えている事は実現すると本気で信じていた。
この旅から数年後・・・
僕は無事画家になる事ができている。
絵を書く仕事をしながら世界を飛び回り、何の不自由な暮らしもせず収入も安定している。
時間に縛られる事もなく、好きな時に好きな場所へ行く事もできる。
現在はそんな生活を送っているが、このオーストラリアの旅が始まった頃の僕は
海外で絵を書く仕事を発見する事ができる!
英語を身につける事もできる!
と漠然と考えていたのだが、まさか将来これほど自由な生活が待っているとは想像もしていなかった。
それは、この頃からすると未来の話。
この頃の自分が今の自分を構築している事も事実なので、過去の自分にありがとうと言いたい。