衝撃の村ニンビンでオシャレ白目おじさんと遭遇した話

オーストラリアのバイロンベイからバスで約1時間ほどの所にある村『ニンビン』

 

宿で一緒になった日本人の友人が、ニンビンが何やら特殊な村でおもしろいらしいと噂を聞きつけたので、僕らはバスでニンビンに向かう事にした。

 

バイロンベイから西にひたすら走る。

 

ニンビンへ向かう途中は山の中に入るので、奇麗な景色を見ながらニンビンへ行く事ができる。

 

 

 

先に言っておくが良い子はこの村に行ってはいけない。

 

カルチャーショックで頭が変になるので辞めておきましょう。

 

そして、ようやく到着してニンビンの村を探検する事にした。

ninbin_karahuru

かなりカラフルな色合いの村であるが、雰囲気は以外と穏やかな時間が流れている。

 

バイロンベイで絵ばかり描いている日々が続いていたので、たまにはこうして違う場所を観光するのも悪くない。

 

それにこの村はなんだかレトロなアートが沢山あり僕の絵にも多いに影響を与えてくれる。

ninbin_kuruma

ニンビンは本当に小さな村で3時間もあれば村全体のお店をまわる事ができる。

 

 

ここにはヒッピーが多く住んでおり、自由に生きたい人が世界中から集まってくる村とも言える。

 

僕も自由に暮らしたいとは思っていたが、山の中の村は海がないためここでは住めない。

 

 

僕は海が無ければ力がでないし絵を描く気力も奪われてしまうのだ。

 

 

 

 

村を歩いているとある事に気付く。

 

どこの店に入ってもマリファナの葉をモチーフにしたお土産がおいている。

 

 

 

 

 

そう・・・

 

実はここはマリファナ合法の村とも呼ばれている。

 

 

 

一応オーストラリアでは違法なのだが、オーストラリアではマリファナの取り締まりが日本と比べてもそれほ厳しくはなく、世界でもマリファナを合法にしている国は数多く存在する。

 

アメリカのオバマ大統領も、マリファナはアルコールやタバコより中毒性が低く、犯罪に繋がる確立が低いと国会で発表している。

 

 

 

しかし、何度も言うが良い子はやってはいけない。

 

それだけは確かな事だ。

 

 

 

 

小さい村なので、すでに村のお店全てを見る事ができた僕は、カフェでコーヒーでも飲んで休憩する事にした。

 

 

するとそこのテーブルで何やらゲームをしているおじさん連中がいた。

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何のゲームをしているのかは意味不明ではあったが、かなり楽しそうに4人で笑いながらゲームを続けていた。

 

何だか絵になる人達だなと感じたので、写真をとらせて欲しいとお願いすると、一番テーブルの奥にいる穏やかな低い声のおじさんが「いいよ!」と笑いながら承諾してくれた。

 

 

何のゲームをしているの?

 

と聞いてもこの頃の僕はあまり英語を話す事も聞き取る事もできなかったので、ゲームの説明を聞いても理解する事ができなかった。

 

 

 

 

一番左に座っているおじさんに興味を持った僕は

 

「おじさん!カッコイイスタイルしているね!写真撮っていい?」

 

と話しかけると、そのおじさんはわざわざ帽子をとって白目を向きながら自慢げにカッコイイ手ぬぐいを僕に見せてくれた。

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白目と手ぬぐいを見せてくれたのはいいが、僕はさらに気になる事を発見した。

 

 

 

これは最初に見たおじさん。

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そしてこれが写真を撮ってもいいか頼んだ後に快く承諾してくれてカッコイイポーズまでとってくれたおじさん・・・

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帽子を重ね着している!!

 

こんなスタイル見た事もない。

 

彼は田舎の村に住みながらも、最先端のファッションを取り込んでオシャレに生きるおじさんだったのだ。

 

 

そんなおじさん達がいるカフェで、ニンビンコーヒーを飲みながら友人と話をしているとようやくバスが到着した。

 

 

帰りは少し雨が降っていたが、後は帰るだけだったので何の問題もなかった。

 

 

 

しかし・・・

 

 

バスの帰り道に見た事もない光景を目の当たりにする。

 

 

牛の群れがバスが通る道を横断している。

nimbin-usijyama

牛の列は何十メートルにもなり、バスが走りだすまでにかなり時間がかかる。

 

これは日本では滅多にみれない光景だと思い、カメラにおさめていると、ようやくバスが走り出した。

 

 

オーストラリアは自然豊かで日本では感じる事のできない光景を見る事ができる。

 

 

得に僕は大阪出身なので、このような大自然に行くとなると車で数時間走らなければならない。

 

 

生まれは宮崎なので、実家に帰ると田舎の風景に癒される事がある。

 

 

 

ニンビンは田舎すぎるほど田舎の村であるが、僕が滞在しているバイロンベイは大都会と田舎のちょうど間のような雰囲気の町なので、僕にはちょうどよかった。

 

 

将来は沖縄に自分の個展会場と合体した、数人だけ泊まる事ができる宿を建てて、一生絵を描きながらのんびり暮らしたいと思っている。

 

 

 

今でもこの夢だけは実現できてはいないが、今現在の生活をしていれば絵でお金も稼ぐ事ができているので、あと数年でその夢は現実に変わるだろう。

 

 

 

 

僕は様々な夢を持ちながら世界を旅してきたが、個展会場宿を建てる以外は夢を現実に変えてきた。

 

このバイロンベイの旅もそれらの夢を叶えた要因の一つとなっている。

 

 

 

 

バイロンベイに到着すると、すっかり辺りは暗くなっていたので今日は絵は描かずに友人と話して一日が終わった。

 

 

 

そして明日は路上でライブペイントをして、どれだけ稼げるのか試しにやってみる事にする。

 

その話の結果は次回のオーストラリアの旅の記事で公開しようと。