世界を旅していると様々な人種と出会うが、僕が日本に一時帰国したときハワイで出会った中国人の友人が大阪に遊びにきた。
僕は宮崎で生まれたのだが、大阪で30年間育ったので外国人を大阪のどこへ連れていけば楽しんでくれるのかがわかる。
日本人で中国人が嫌いだと言う人も多いが
旅中に出会った多くの中国人の若者は日本人を尊敬してくれている人が多いと
言っていた。
日本人はニュースやネットの情報を見てイメージだけで考えてしまうが、その情報に洗脳されてしまい、事実とは違う怒りの感情が作り上げられてしまう。
情報ではなく自分の目で直接確かめていかなければ大きな思い違いで人生損をしてしまうのだ。
その友人はレンと良い女の子の友達と日本を旅行している最中に、中国ではありえない日本の文化に遭遇してやはり日本は凄い国だと言っていた。
日本と中国の違いに驚く
大阪を案内し、最後にミナミのゲームセンターに遊びに行った時の事。
レンの友人の女の子がUFOキャッチャーで、中国でも大人気のワンピースのフィギュアをとりたいと言う。
そして中国では高額な最新のiPhoneをUFOキャッチャーのコントロールの上へ置き、トラファルガー・ローのフィギュアを必死に狙っていた。
しかし中々とる事ができず、諦めてゲームセンターを後にした。
その後、数分間ミナミの街を歩いていると女の子がiPhoneが無くなったと騒ぎだした。
彼女は取り乱しながら、さっきのゲームセンターに置き忘れてしまったと言って動揺していた。
それもそのはず、中国ではiPhone6を買うとなると10万円ほど払わないと買えない高価なものだ。
急いでiPhoneを置いたはずのUFOキャッチャーへ向かったが、そこには何もなかった。
彼女は絶対に盗まれたと思ってかなりショックを受けていたが僕は一応店員に聞いてみようと思い、iPhoneの忘れ物がないかゲームセンターの受付に行く事に。
彼女はショックでかなりうつむいていた。
買ってすぐの高額な物をまだまだ若い18歳の女の子が無くしてしまったので、それも当然の反応だ。
受付のお兄さんにiPhoneの落とし物を確認するとすぐに「これですよね?」と言ってiPhoneを取り出してきた。
彼女は信じられないと言ったような顔で喜びながら「もし中国でiPhoneを置き忘れると5分でなくなるのに日本は何ていい国なんだ!」と日本を大好きになったと言う。
日本では、落し物を届けると言う日本人の国民性を中国人の若者たちは支持しているようだ。