海外に長期滞在しているとどうしても日本食が恋しくなる。
これは日本人に生まれた特性だ。
海外で様々な料理を食べてきたが、やはり日本食が世界で一番美味しい。
日本人だからそう感じるのかもしれないが、やはり日本の食は繊細で細やかな気配りがあり、それでいて美味。
僕は約1年間日本食を食べない期間があり、日本食を食べるために日本に一時帰国する事があった。
タイから福岡着の飛行機の中で寿司、海鮮丼などの魚介類系の料理を頭に思い浮かべながら福岡に到着するのを待っていた。
福岡についてから海鮮丼を食べれるお店に入り、ビールと期間限定の海鮮ミックス丼を頼んだ。
一口目にマグロとトロロの塊をゆっくり味わいながらビールを流し込む。
その味は今までで食べた海鮮丼よりはるかに美味しく感じ、僕は無言で、ただただ海鮮丼だけを見つめながら夢中で食べた。
ほんの5分で完食。
日本食の美味しさを再確認した瞬間であった。
世界をまわる旅で様々な食べ物を食べてきた。
グロテスクなものから見た事もないような動物の肉まで色々挑戦して食べていたが、中でも一番美味しかったのがウサギだった。
ベルギーに行った時に友人にランチを食べに行こうと誘われ、オシャレで高級そうなお店に行った時にメニュー表にウサギと書いていた。
僕はウサギを食べた事がなかったので、他の物には目もくれずウサギを注文した。
柔らかい肉の感触の中から旨味が飛び出してくるのがわかる。
本当に美味しかった。
しかし、その美味しさを上回るのが日本食なのである。
日本に滞在する時は沖縄のケラマ諸島にある座間味に、よくキャンプペイントをしに行くようにしている。
座間味は絵を描くのに最適な場所でもあるし、僕は常連なので座間味を楽しむ方法も知っている。
そこでは、かなり珍しいマンボーも食べた事がある。
僕は旅の中で珍しい食べ物を沢山た食べてきたのだ。