冬は寒くて活動できなくなる話

僕は冬が嫌いだと、この世界画家旅人で何度も言ってきたが何も昔から嫌いだったわけではない。

 

小学校低学年の頃は、よく家族でスキー旅行にも出かける事がよくあったし、冬に雪が降れば友人と雪だるまを作ったり雪合戦をしたりして楽しんでいた。

 

いつから嫌いになったのかと聞かれると僕もあまり記憶にないが、恐らく中学生の時の冬のマラソンが嫌で冬が嫌いになったのではないかと推測する。

 

夏なら朝起きる時も自然と目覚めるのだが、冬になるとずっと布団の中でうずくまり、それが理由で学校を休むことがあった。

 

それほど冬が嫌いなのだ。

 

しかし冬が嫌いなのはただ寒いのが苦手なだけであり、冬の食べ物やウィンタースポーツは好きだった。

 

中学生の頃は友人と泊まりで、よくスキーに出かける事もあった。

 

リフトで一番難しいコースの頂上までのぼり、かなり早いスピードで滑り降りた。

 

この時、かなり汗をかいていたので寒さなんてものは一切感じなかったが、休憩を挟むと急激に体が冷え、暖かい食堂にこもり、一日が終わる事もあった。

 

 

一度寒さを感じてしまうと動く気がなくなってしまうのだ。

 

 

もしも日本が冬だけの気候の国なら僕は、今のように活発に活動する気力すらうまれなかっただろう。

 

 

今まで世界中を旅してきたが、冬から逃げるように旅をしてきた。

 

ヨーロッパを旅した時は真夏で気候も良かったが、何ヶ月も旅をしているといつの間にか冬が近づいてきていたので、まだ夏の中東を旅し、冬が近づいてくるのでさらに南のアフリカを旅していた。

 

旅中、一度も冬の国を旅する事はなかったが、標高が高い土地では冬のような気温の場所もあった。

 

とにかく冬は活動できなくなるので僕は夏の国を旅してまわりたい。