「絵の具での影の付け方が難しい」
「何度描いても立体感のない絵しか描けない」
そんな悩みを持っている人は多いのではないだろうか?
絵を描く時に立体に見えるようにするには光と影が重要なのだが、特に絵の具での影の表現は難しいが、そんな悩みを一発で解決できるアイテムがある。
絵のジャンルにもよるがイラストを描いている人や立体的な絵を描く画家はこのアイテムを利用している人は大勢いるし、僕もそのうちの一人だ。
今回はそのアイテムの使い方と水彩絵の具での光と影の描き方を紹介しよう。
どこでも手に入る!?
これが何なのかおわかりだろうか?
影を描くのにかなり役にたつアイテムとはズバリ「こむぎ粘土」というものだ。
普通の油粘土でも十分役にたつのだが、僕の場合はこむぎ粘土を利用している。
粘土で作品をつくる時は、こむぎ粘土を使うとすぐ乾燥してしまうので、そんな時は油粘土を使う方がいいが、こむぎ粘土は小麦粉からつくられており、子供が遊ぶ時に使う粘土なので万が一口に入れてしまっても安全でもあるし、これなら近くの100均で簡単に手に入り12色もあるので、あなたの描く絵にあった色合いを選ぶ事ができる。
影は想像するより実物を見る方が正確
僕は絵を描き始めてから8年以上経つが現在でもこむぎ粘土を利用している。
絵を描き始めた当初は影を描く時は想像して感覚だけで描いていたが影の付け方を間違えてしまうと後で大きな修正が必要となるため、そのミスを減らす方法はないかと僕が考えだした方法なのだが、実は多くの画家が影を描く時に粘土を利用している事を後で知る事になった。
この方法を使ってからミスもなくなり大幅に時間を短縮する事に成功した。
こむぎ粘土と○○を使って光と影を見る
こむぎ粘土を使って影の描き方を説明するが、ここでもう一つあると便利なアイテムが小型の照明器具だ。
照明器具と言ってもそんなにたいした物でなはなく、光を与えるためなので懐中電灯や小型のライトでも構わない。
僕の場合はこのライトを利用している。
まず、あなたの描きたい絵にあったこむぎ粘土の色を選び、それを描きたい形に変形させていく。
変形させたらそれにライトをあてて、あなたの描きたい影の角度まで調整してからそれを写真に撮る。
これで描きたい物の影の位置がわかるため想像して描くより、はるかに正確な影を描く事ができるわけだ。
どんな形にも変形できるため影のつき方を簡単にみる事ができる。
水彩絵の具での光と影の描き方
影の描き方は人それぞれ絵のスタイルがあるため、「影はこう描くのが正解」とは明確には言えないが、基本的な描き方は絵の具に水を多めに染み込ませ絵の背景に近い色を薄くつくっていく。
そして、ぼかし用のブラシで薄く塗っていき乾いたら、またその上から薄く塗っていくと自然な影が仕上がっていく。
ここで注意してもらいたいのが、物体と壁の距離によって影の濃度は変わると言う事だ。
物が壁から近い距離だと濃い影になり、逆に遠い距離にいくほど影は薄くなっていく。
この点を意識しながら少しずつ何度も重ね塗りしていき、光はその影の反対側を少しずつ明るくしていくイメージで描いていくようにすると光と影がよりいっそう際立ち、強弱をつける事ができるため立体的に見えるような作品になっていく。
まとめ
頭で考えて描くより実際何度も描いてスキルを積み重ねていき、そのスキルをあなたのものにする事によって描ける幅が広がっていく事になり絵を描くのが楽しくなる。
練習もしないで描けるようになる事は不可能なので、まず描き方を学んでそれを実践する事が重要だ。
そのために、このサイトでは様々な描き方を記事にしていくので絵を描く時の参考にして欲しい。