風景がを描く時に絶対に必須な色と言えば緑。
僕の絵は2種類あるのだが世界とアート作品を描いており、そのほとんどに緑を使っている。
ちなみに僕は色の中で緑が一番好きだ。
自然を象徴する緑を使った絵は人にどのように心理的影響を与えるのか?
今回はその事についてまとめてみた。
中間色
冷たい寒いなどの表現ができる青と、暖かい表現ができるオレンジや橙色のちょうど中間に位置するのが緑色だ。
緑は見る人に山、草などの自然をイメージさせ比較的に刺激の少ない色でもある。
そして緑を好む人は安定を求め、争いや面倒な事はさける傾向にある事が心理学的にも証明されている。
実際僕も争い事は避けて生きてきたし、これからも平和にのんびり暮らせるならそれでいいと感じている。
リラックス、癒し
精神を落ち着かせる効力を持つ緑色は見る人をリラックスさせ、心を癒してくれる心理的効果がある。
よく部屋に観葉植物を置くと良いと聞くが、それは癒しの空間を求めている人が大多数であり、これは絵でも同じ効果を得る事ができる。
僕も緑を使った作品を部屋に飾っているが、その効果は抜群だ。
成長
緑は草や森をイメージさせる色と冒頭でも話したが、植物は成長し続ける事から
「これからどう成長していくのか?」と先を想像させる効果も秘めている。
人に何かしら想像させる絵を描きたいのなら緑を使う事をお勧めしている。
主張しないが前に出る色
色はポジティブなイメージもあるがネガティブを連想させるイメージも持っている。
緑は穏やかで癒し、そして平和的なイメージを連想させる反面、使い方によっては優柔不断や未熟と言った受け身のイメージも兼ね備えている。
しかし絵の具で緑を使う場合少し違う。
絵の具の緑は主張はしないが他の色より前に出てくるという効果がある。
前に出ると言う事は立体や3Dのような絵を描きたい時にその力を発揮し、なおかつ絵全体に馴染む色でもあるのだ。
まとめ
人が好む色には様々な心理が潜んでいるが、それを知る事によって絵の表現にも役に立つので何を描くのか迷う時はまず、色から選び、そのイメージから連想されるものを描くと良い。
あと、絵を描く時に使い方によっては癒しの緑でも奇妙な雰囲気を出してしまう場合がある。
例えば風景画の空を緑にしてしまうと、地球ではない異様な世界を連想させてしまう事から普通の風景画の空に緑は使用しないようにする。
しかし僕は自分の頭の中の世界を描いているので、こう言った場合の表現で使うのは良しとしている。