絵を描いている人ならSNSで「絵の依頼はこちら」と書いてメールアドレスを載せている人が多いが、その人達からの悩み相談を受けた事がある。
「なかなか依頼がこないのですがどうしたらいいですか?」
まず基本的な事から言うとSNSで絵の依頼がくる事はあまりない。
僕も画家の仕事をしながら世界43ヶ国位以上を旅する以前はよくアメブロやFacebookなどで「連絡はこちら」と書いてメールアドレスを載せていたが、月に1〜2件の依頼がある程度の時期があった。
運良く何ヶ月も続いていたがそれが一生続くとは思えない。
収入の安定も得る事はできなかったであろう。
なので僕は絵の仕事を構築できる方法を求め、世界の旅からあらゆる方法を発見する事に成功した。
今では絵を描きながら収入も安定し、何不自由ない生活をしている。
そこで今回は絵を描いている人がどのようにして絵の依頼を頂いているのか?と言う事をいくつかまとめてみたのでこれから絵の仕事をしたい人は是非読んで欲しい。
SNSを正しく活用する
「いきなりSNSを使うのかよ!」
「さっき依頼はあまりこないと言ったばっかりじゃん!」
っとツッコミが飛んできそうだが、これはけしてSNSでは依頼が0と言っているわけではない。
もしも、あなただけからしか生まれない絵を描く事ができるのならそれはそれで絵の依頼を頂くツールの一つでもあり、あなたとコンタクトをとる事ができるツールでもあるのでSNSの用意はしておいた方がよい。
しかし冒頭でも話した通り、SNSでは安定した依頼がくる事はほとんどと言っていい程ない。
SNS+何かを組み合わせる事で絵の依頼を頂ける事となるのだ。
その「何か」をこれからいくつか上げていこう。
自分から雑誌社に直談判する
僕が専門学校に通っていた頃、僕の友人で絵を描いてる人がいたが、その友人のとった行動には素晴らしいものがあった。
当時、まだ絵の上達もそれほどできていない時期に彼は東京の大手の雑誌社を自分の足でまわり、「絵を描いているのですが雑誌に載せてもらえませんか?」と直談判をする方法をとっていた。
彼が言うには以外と話を聞いてくれるようでオフィスのお客さん専用待合室に通してくれると言う。
そこで運が良ければ雑誌社の取締役の人と直接話しをする事もあり、そこで彼のポートフォリオを見せてどうにか雑誌に載せてもらえないかと交渉していた。
結果的に彼はいくつかの出版社の雑誌に載せてもらう事となり、それから写真家に転職したようだが、その時の出版社関係の人からも依頼がくるようになったと言う。
僕も昔グラフィックデザイナーをしている時期があったが、その時海外の雑誌者の人とコンタクトをとり、一度だけ雑誌に載せてもらえる事があった。
旅をする
これは僕のお勧めする方法。
僕は元々絵が下手であり、素人以下の絵しか描く事ができなかった。
その時から現在のスキルを手にするまでの詳細を記事にしているので気になればこちらも読んでおいて欲しい。
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絵が下手だった僕がプロの画家になるまでの全て
そんな僕でも絵の上達をしながら絵の依頼を頂き十分生活できるようになったきっかけが旅に出ると言う事であった。
旅をしながら絵を描いていると様々な出会いがあり、そこで絵の依頼を頂く事が頻繁にある。
海外に旅に出ていれば絵で食べていけると言う自信もここで身につけのだ。
しかし、海外に出るのが怖いと言う人もいると思うので強制はしないが、一度行けば病み付きになる事は間違いない。
危険な場所や危険な時間帯、危険な国を避けて旅をしていれば安全に旅を楽しみならが絵の上達や仕事を得る事ができる。
パソコンを最大限活用する
先ほども話した旅して稼ぐと言う方法もあるがそれではずっと旅をしていなければ収入を得る事ができない。
そう考えた僕はパソコンとキャンパスを持っていれば日本でもどこの国にいても絵の依頼や販売を行える環境をつくりだせる事を知り、その方法を使い今では数千、数万人に僕の絵を見てもらう環境も完成し、自由に旅する画家と言う肩書きを得る事となる。
これはSNSでは不可能な方法だ。
この事に関してはメールマガジンで詳しく説明しているので興味があればその情報を受け取って欲しい。
この方法に気付いたのは旅中ハワイでクレジットカードを無くしてしまい、無一文になってしまった時に僕の絵を売って欲しいと言うアメリカ人と話をしている時に知った事である。
絵を描く人はよくアメブロやFC2のような無料ブログを利用している事が多いが、それでは世の中の数あるブログの一つで終わってしまう。
しかも、アメブロを絵の販売目的で使用するとアカウントを削除される危険性もあるため安心して利用する事ができない。
さらにアメブロユーザーは日本に数万人いるが、その理由から特化した個人HPのように差別化できない難点もある。
なので僕はそれらのリスクを無くし、パソコンを最大限に活用した方法で絵の依頼や世界最先端技術を使った複製技術を利用して絵を販売したり、オンライン絵画教室なども開講している。
ちなみにこれにはHTMLなどの難しい知識は必要ない。
パソコンとキャンパスさえあればどこでも生きていく事は可能なのだ。
多くの人が見る環境をつくる
当たり前の事であるが、絵の依頼を頂き、十分生活できるようになるには多くの人に見られる環境が必要になってくる。
どうすれば良いのか?
これには様々な方法があるが、僕の場合だとライブペイントが中心となっていた。
「なっていた」と言う過去形になっているのは今では先ほども話したパソコンとキャンパスがあれば多くの人が見てくれる環境を作る事ができているためである。
しかし、旅の当初はライブペイントをするだけでも多くの人と出会い、依頼もそこで何度も頂く事があったので今では趣味程度にたまにライブペイントをする事がある。
個展で依頼を頂く
よくグループ展をして依頼を頂く期待をしている人がいるがグループ展は数人でするため依頼される確立が減ってしまう事実がある。
なのでやはりあなただけの絵を求めるお客さんを集め、あなたの個展をする方が依頼を頂く可能性が上がるであろう。
そしてよくあるのが個展会場の料金の出し惜しみ。
これはできるだけ安くで済ませたいと言う気持ちもわかるが、やはり料金が安い分立地条件も良くない所を選んでしまい、結果的に依頼も頂けずにあまり人がこない個展となってしまう。
東京で個展をすると大手雑誌会社の役員が頻繁にくると言われているが、よほど魅力的な作品を描いていないかぎり、わざわざ人が来ない立地条件の場所まで足を運ぶ事は少ないようだ。
世界を旅する画家のまとめ
絵の依頼を頂き、絵描きとして生活すると言う事はこの日本では難しい事とされているが僕はそうは思わない。
正しい知識で多くの人の目に止まる環境さえ作る事ができていれば十分に可能だと思う。
日本で絵を描いて生活している成功者は何かしら自分から行動し、そしてそこで良い出会いがある事によって成功への架け橋となっているようだ。
中途半端に行動するより、思い切って他の人がしないような行動をとるとあなたの人生を激変させる何かが起こるのだ。
それは僕の画家人生が証明している。