僕はよく人から最初から絵の才能があったのだろう
と思われるのだが、実際はまったくそんな事はなく、
専門学校に通う前は誰がどう見ても
素人が描いたようなレベルでしか
絵をかけなかったしセンスもなかった。
下の写真を見比べていただければ一目瞭然だろう。
左の写真は専門学校入学当初の絵、右の写真が3年後の絵だ。
今では画家をしてお金を稼ぎながら
世界を回れるほどまでに成長した。
絵で生きていく為には
オリジナリティー溢れる独創性と世界観、
そして画力が必要だが、どれもこれもそう
簡単に身につくものではない。
僕には「画家として生きていく使命」
みたいなものを感じていたため、
どんな事が起きようと人生を絵に捧げる断固たる決意があった。
そして必死で絵の描き方を身につける過程で
様々な上達法を知る事になり、絵を描き始めてから
約8年たった今では多くの人が
大金を払ってまで僕の絵が欲しいと
言ってくれるほどまで成長した。
人によっては絵のジャンルや種類が違うが
今回はどんな人でも絵が上達する方法を教えていこうと思う。
様々な種類の画材道具を使う
画材道具は最終的には自分の絵にあった物を使うと良いが、
これは自分の思ったように絵が描けないと言うときに
有効な方法で今まで使った事のない絵の具や筆、
あるいは画材道具ではない物を使って描いてみると
以外な発見がある。
僕の場合も様々な道具を試してみて発見した物の中に
指、爪楊枝、などがあり、これが以外とオリジナリティーを
出すのに欠かせない物の一つになっている。
様々な道具を使う事によって描ける線が変わってくるので、
その線があなたの描きたいものを表現するのに
最適な道具となった時にあなただけの描き方が
生み出されるようになる。
描き続ける
これは当然で、描かないと上達はできない。
描き続ける事によって描き方にまとまりや
決まり事みたいな物ができて絵に安定感と
オリジナリティーがうまれる。
ただし闇雲に色々なジャンルの絵を描いても
一つにしぼらない限り上達するスピードも遅くなるので
あまり意味がない。
漫画を読む人は理解できると思うが
最初の1巻はあまり上手くないのに7巻、8巻までなると
上達して読みやすなる。
絵を描く事もこれと一緒で描く物を一つにしぼってから
断続して描き続けると自然と上達する。
学校に通う
絵を学びたいならこの方法が一番早い。
自分の知らない知識も得る事ができるし、
まわりにはライバルが沢山いるのでいい刺激になり
継続して描くモチベーションも上がり、
相乗効果も期待できるだろう。
それに学校に通う事で様々なイベントやグループ展に
参加する機会も増えるので絵を学べるだけではなく、
絵関係の人脈も増えチャンスが増えるようになる。
大学に通い、基礎知識や実力も身につけてから
絵を描きためながら大学の教授に認められる事によって
一気に絵の業界に知れわたった画家は何人もいる。
あなたの可能性を最大限に引き出す場所は
学校に通う事なのかもしれない。
一度壊してみる
一度壊すと言うのは絵を破るだとか、
違う絵を描くという意味ではなく、
今描いている絵に何かしら大きな変化を加えてみる、
あるいは全く別の目線から描いてみたり、
逆さまにして描いてみたりと今までやってこなかった
方法を取り入れてみるという事だ。
同じ絵を描いているとモチベーションも下がり、
単純作業になってしまい、上達とは程遠い位置に
おちいってしまう。
これがスランプだ。
この状況を抜け出すには。
一度壊してみて新しい刺激を得る事が重要である。
絵を上達させるのに必要な事のひとつが
「楽しむ」という事は間違いないので
一度壊してみてリフレッシュしてから
楽しい気分で描く事をお勧めする。
色々な人の絵のいい所だけを盗む
これは僕もよくやっていて世界各国の美術館に足を運び、
様々なアーティストの作品のいい所を盗んでいるが、
ただ盗むのではなく、そこから自分の描き方や
構図に変化させてから絵に反映させている。
ただ単に尊敬している人の絵を真似して
描く行為は僕はあまりお勧めできない。
以上の事をできていれば間違いなく絵の上達につながるだろう。
結局は情熱を失わないで
挑戦し続ける事さえできれば何でも上達するのだ。
そう言う意味では一番絵の上達に必要なのは
継続的に情熱を持ち続ける事なのかもしれない。