日本でも人気なボブロスの絵の技法と僕の技法を比較してみた

絵画教室のテレビ番組で有名になった、ボブ・ロスと言う人物をご存知だろうか?

彼はアメリカの絵画を教えるテレビ番組でその名を世界に広める事となった人物であり、彼の凄い所は、ものの数分でリアルな絵画を描いてしまう所だ。

 

この動画を見ても分かる通り簡単そうに描いているようにも見えるが、実際にやっていみるとかなり難しい。

彼はもう既に他界しており、ボブの息子がその後を次いだ時期もあったようだが、現在は絵を描く仕事はしていないようだ。

 

ここでは下の事を記事にしてまとめてみたのでどうぞ。

  • ボブの技法の解説
  • ボブと僕の絵の技法の違い
  • ボブが日本でも人気がでた理由
  • ボブのような先生はいない
  • ボブがこの絵を描けるようになった理由

 

ボブの技法を解説する

絵を教えるのには言葉で細かく説明しなければならないが英語を話せない日本人には、この動画を見る事しかできないので理解するのも一苦労のように感じる。

 

日本でもNHKで吹き替えで放送されていたようだが、youtubeでは吹き替え版の動画はそれほど残っておらず、現在ではDVDを購入しなければこの番組の放送は見られなくなってしまったようだ。

 

彼は元々アメリカの軍隊に所属しており、この絵のような環境が広がるアラスカに所属していた事で作品にその時の風景を描くスタイルになったと言われている。

 

 

油絵と言うものは少し描いて乾くまで待ち、乾いてから、またさらに書き加える事が普通ではあるのだが、彼の場合

油絵の具を下に塗ってから乾く前にさらに高濃度の油絵具を上にのせて描く技法を使っていたようだ。

 

この技法を使う事で30分もかけずに彼の世界は完成するのだ。

 

ボブと僕の技法の違い

これは僕の世界を描いた動画である。

この動画を見ても描き方なんてものは伝わらない。

 

僕はボブのように30分では絵を完成させる事ができないが、絵は早く描けるから良いと言うものではないと僕は考えている。

 

ちなみに僕の絵画は絵のジャンルにもよるが大体1ヶ月に一枚程度で描く事ができる。

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やはり絵が上達したいのであれば直接絵を描いている人に

 

「どんな手法で描いているのか?」

 

「どのような力の入れ具合なのか?」

 

「筆にのせる絵具の量や水分はどのくらい?」

 

など細かく指導してもらう方が効率よく絵の上達に繋がると感じた。

 

 

 

僕の世界の描き方はボブとは違い、アクリル絵具を使った僕だけの手法を使っているが

ボブの描き方から取り入れた手法も使っており

絵の描き方をオンライン絵画教室ZiNARTの中でだけで一つずつ細かく説明つきで公開している。

 

興味のある人はアクリル絵画教室の事について語っているこの記事に目を通して欲しい。

 

 

 

僕は世界中を旅しながら独自で絵の描き方と言うものを学んだが、もしも僕と同じような絵のスタイルを描く人がいたのならば、その人に直接聞いたり何度も描き方を見て学ぶようにしていただろう。

 

探偵ナイトスクープでも放送された人気者

ボブは低い声でテレビの視聴者に語りかけるように絵の描き方を説明していき、これまで世界各国でボブの絵画教室と言うテレビ番組で知名度があがり絵画番組では他に類を見ないほどの人気があった。

 

日本でも探偵ナイトスクープでボブに絵を直接指導してもらいたいと依頼があったようだが、この時すでにボブは他界しており、当時放送されていたボブの絵画教室の吹き替え担当をしていた石井隆夫さんに協力してもらい、絵を描いたがうまくいかなかったようだった。

 

ボブのような先生はいなかった

僕はアートデザイナー専門学校を卒業したのだが、そこではボブのように口で説明しながら絵を描いて教えると言うような事はしなかった。

 

これは恐らく個人の個性や、まだ隠れている才能を引き出すためにあまり細かく教えなかったのではないかと今では思っている。

 

 

 

それでは学校では何を学ぶ事ができるのか?

 

 

 

それは本当に基本的な事でデッサンや絵具の種類、そしてキャンパスへ紙を張る方法などを教えている。

 

僕は絵を描くコースで入学したのだが、絵だけではなくフォトショップを使ったグラフィックデザインも学ぶ事ができた。

 

しかし絵の細かい描き方や道具の使い方は、こちらから聞かなければ教えてくれる事はないし、アドバイスはあるにしろ、そこまで口うるさく言う先生はいなかったのだ。

 

ボブも技法を盗んで画家になった

僕はもともと絵が下手で素人以下の絵しか描く事ができなかった。

 

左は絵を描き始めた作品で右はそれから3年後の作品。

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しかし、今では世界を旅しながら絵で収入を得る事ができる程までに成長する事ができた。

 

絵をさらに上達したいが中々上達できなくて悩んでいると言う人に言いたい事がある。

 

絵の上達には「他人の描き方を見て盗む」と言う事も必要となってくる。

 

僕は「世界」「アート」の2つのスタイルを描いているのだが、アートの僕のタッチの描き方は僕が考えたものだが「世界」の描き方は描く場所によっては人から盗んだものを独自の描き方に変化させるような事をして絵の上達をする事ができた。

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冒頭で紹介したボブの技法だが、実はこの描き方は大昔の画家も使っていた技法であり、ボブはこの描き方をウィリアム・アレクサンダーと言う画家から学んでから自分のものにし、それプラス彼だけの技法を考えだし、付け加える事で独創的な作品を描けるようになった。

 

現在では世界中でボブの技法を使って絵を描く画家が誕生し、ボブはその画家達の道筋をつくったのだった。

 

旅する画家のまとめ

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今回はボブの事について書いてきたが、やはりボブは世界に多くの画家を誕生させた偉大な画家である事がわかった。

 

考えてみれば僕も彼のように絵の描き方を伝えていき、日本に独創的な絵を描く事ができる画家が生まれる事を願っている。

 

しかし僕は日本ではまだあまり活動していない。

 

そのためオンラインでZiNARTアクリル絵画教室を公開しようと考えたのだ。

 

僕から絵の描き方を盗み、それに加え独特の技法をあみだす考え方なども伝える事によって、この思いは達成されるのではないかと本気で思っている。