上手な絵の描き方やコツみたいなものはあるのですか?
っとこのような質問が僕のメールボックスに毎日滞る事なく寄せられてくる。
僕は世界を旅する画家。
どこの国に行くにも必ず、キャンパスとアクリル絵具とパソコンは常に持ち運びながら旅をしている。
友人からは「zinは絵の才能があるからできる事だよ」と言われる事の方が多いのだが、実はそうでもない。
っと言うのも僕はもともと22歳の時から、本格的に絵の世界へと足を踏み入れたのだが
当時は本当に誰にも認めてもらえないほど絵が下手だったのだ。
しかし、これまで絵を数百枚描いてきた中で、誰でも確実に上手に絵が描ける方法を発見した。
しかし、どうしても必要なのが継続できる精神力である。
これがなければどんなにいい先生についても絵が上手くなる事はない。
では僕が何をしてきたのか?どのような考えを持って絵を描いているのか?
っという事について語っていこう。
自分のスタイルを発見する方法
イラストやキャラを描く人に多いのが好きな漫画やキャラクターを真似して描いて練習する。
これをする場合、初期の練習材料としてはいい事であるが、その方法に頼りすぎてしまうと大きな落とし穴が待っている事に気付かなければならない。
他人の絵をそのまま真似して描くと言う事はスケッチ力はつくのだが、もしも少しでも
そのキャラクターと違う箇所があれば、それをさらに似せようとそのまま描き続けてしまう。
そうなると
少し違う=まだ下手
っと言う考えになってしまう可能性があるのだ。
絵が上手いと言うのは、もちろんプロのイラストレーターや漫画家などの絵をそのまま忠実に再現できれば上手いと言われるが、それ止まりである。
言い換えれば「絵が上手い」ではなく「モノマネが上手い」となってしまう。
本当に絵が上手い人はオリジナルのタッチや表現力を生み出す人の事を言うのだと僕は思う。
ただ絵を趣味で描いていて、それを仕事にする気がないのなら、どんどんプロの絵を真似して輪郭や構図を完璧にコピーすればそれで良い。
しかし、絵を仕事にしたいのなら確実にあなたの絵のスタイルという物を築き上げなければならない。
その独自のスタイルを生み出す方法として何をすればいいのか?
それはまずあなたが本当に描きたいと思えるものを想像する。
まだラインや色の塗り方が上達していないのなら、それこそプロの絵を参考にしながら練習して描いていき
そこでプロの絵とあなたの絵の違いを下手だと捕らえずに長所にしてしまおう。
それを繰り返す事によってあなた独自のタッチやラインで描けるようになってくるのだ。
僕も専門学校に通っていた頃は人の絵を真似していた時期があったが、それでは僕からしか生まれない作品とは言えない事に気付き、それから自分の長所を延ばす事にした結果が今の僕の生活に繋がっている。
絵を上手に描くためのコツ
冒頭でも話した通り、僕は本当に絵が下手だった。
しかし、画家として生きる道しか僕には残されていないという強い思いから本気で絵が上手くなるために、これまで何百枚も絵を描いてきたが、その経過の中で
誰でも絵が上達する方法を発見した。
その方法とはズバリ
「画材屋さん巡り」である。
もちろん画材屋さんを転々としていても絵は上手くならない。
何をするのかと言うと、あなたの絵のスタイルにあった新しい画材道具を探し、試して描いてみると言う事である。
世の中にはあなたもしらないような画材道具が山のように存在し、その中の1つからあなたに一番合う筆や鉛筆、絵具、その他にもキャンパスや紙、そして少し印象的にするならジェッソなどを使用すると、あなた独自のオリジナル作品を描く手助けになるものが必ず見つかる。
そして新しいものを発見した時は必ずと言っていいほど楽しい気分になるはずである。
絵は楽しんで描かなければ上手くならない。
この画材屋さん巡りをすると
「次はこの筆とこのペンで描いてみよう!」
っと言うポジティブな気持ちが湧き出てくるため、絵を上手く描くために必要な気持ちの問題を解決してくれる。
僕はこれまで画材屋さんで様々な絵を描く道具を購入して全て試してきた。
そこで1つの絵のスタイルと言うものを発見する事になり、この作品のような僕だけにしか描けないタッチを生み出す事に成功したのだ。
ちなみにZiNARTメールマガジンの中で絵画教室を開いており、そこで
僕の絵のタッチの描き方の全てをお伝えする活動もしているので、興味があれば是非見て欲しい。
絵が上達しないと言う悩みを持った生徒さんが驚く程の上達ぶりを見せつけている。
これには僕自身も驚くほど絵が上手くなってきている。
生徒さんの作品もメルマガの中で公開しているので一度チェックしてみて欲しい。
僕の描き方やタッチが気に入らなければ1秒で解除もできるので心配いらない。
誰とも比べないようにしよう!
絵を描いている人の中で
「全く上達できなくてまわりにおいていかれている」
っと言う人が多かった。
しかし、それは何をもっておいていかれていると感じているのだろうか?
絵がちっともも上手くなっていないから?
それともまわりが上手くなりすぎているから?
はっきり言ってそんな事気にする必要はない。
人はそれぞれ上手くなるペースというものが違う。
そこでまわりばかり気にしてしまうとそれが仇となり、モチベーションが下がり、結果的に絵への情熱が少しずつ失われていき、絵が上手くならないので辞めるという決断をしてしまうのだ。
最初に言った通り、絵を上手く描きたいのなら継続して描く事が必要なのだが、まわりとばかり比べてしまうと継続して描くだけの気持ちは作れない。
絵を描く旅にでよう!
一番良い方法はあなたの事を知る人がいない場所へ絵を描く旅をする事である。
そうなれば比べるものもなく、なおかつ旅をして楽しむ事で気持ちが明るくなり、好奇心が刺激される事により、新しい作品が誕生する事になる。
これは僕が世界を旅しながら絵を描いてきて一番強く感じた事実である。
好奇心や新しい刺激はあなたの脳内で爆発するかのように新しい発想を誕生させてくれる事になるのだ。
あとはそれをキャンパスに継続して描き続ける事で絵を上手に描けるようになるだろう。
とにかく絵を上手に描こうと思うのなら
・モノマネに捕われない
・様々な画材を試す
・楽しみながら描く
・人と比べない
・新しい刺激を受ける
・楽しい気持ちのまま継続して描く
このような事が重要になってくる。
一度あなたもキャンパスと筆と絵具を持って旅にでてみてはどうだろうか?
そこで必ず新しいあなたに出会える事をお約束しよう。