海外を快適に旅をするのに必要なものと言えば車。
僕は現在は世界中を旅しながら絵を描く仕事をしている。
まだ絵で生活できるレベルではなかった25歳の時に、画家としてさらに成長したいと考え、僕はオーストラリアへ絵の修行の旅にでた。
その旅でもっとも必要と感じたものが車である。
車さえあれば自由にどこにでも向かう事ができ、そこで絵の修行をする事ができる。
しかも、オーストラリアでは日本ほど細かい契約がないので、簡単に車を売り買いする事も可能。
バイロンベイで絵を描いて収入を得る方法を発見し、お金も貯まるようになったので車を買う事にした。
しかし、どこで車を買えば良いのか?どのような車を買うべきなのか?
僕はあまり深く考えずに車を買ってしまった結果、
最終的には故障し、バラバラになる結末となった。
そんな失敗談をもとに、これから海外で絵の活動をして旅をしようとしている人が同じ失敗をしないように、今回は良い車の買い方をまとめてみたので読んでおいて欲しい。
車があれば具体的にどう便利なのか?
日本では車は高いものと言う認識があるがオーストラリアではそうでもない。
冒頭でも話した通り、簡単に売り買いする事ができ
運が良ければ買った値段より高くで売れる事もある。
絵を描く旅で車があれば具体的にどのように便利なのかを説明しよう。
道具の持ち運びに便利
僕はオーストラリアの旅では大きめのスケッチブックと絵具道具とバックパックを持ち運びながら旅をしていた。
車がなければバス移動か飛行機での移動となるが、バス移動では大きな荷物をつめるのに大変で、飛行機だと荷物の量にもよるが、その分追加でお金を払わなければならない事もある。
荷物を持っての旅はかなり大変だった。
寝床に困らない
オーストラリアでは車を宿変わりにしている旅人が大勢いる。
車を買ってそこを寝床にし、シャワーはビーチのシャワーか公共の施設で無料でシャワールームを使える場所もあり、食事もガスコンロと包丁とまな板を買って車に積んでおけば、どこに行こうが調理をする事ができる。
そしてあなたが好きな場所に車を駐車して寝る事ができる。
仕事を見つける事ができる
絵を描いていると多くの人と出会い、そこから依頼が来る事もある。
しかし、絵を描く以外で労働しなければならない場合がある。
ワーキングホリデーでオーストラリアを旅する場合、もしも2年滞在したいとなればファームで3ヶ月以上の季節労働をしなければならない。
ファームの探し方は色々あるが一番早くて
採用されやすい条件が『車を持っている』と言う事である。
オーストラリアは広く、1つのファームに行くのにかなりの時間と労力がかかってしまうが、車があればすぐに向かう事ができ、なおかつ車を持っている人は優遇される可能性が高い。
どこで買えばいいのか?
車の買い方にも様々な方法があるが、買い方次第ではお得な買い方をする事もできるし
僕のように大失敗して終わってしまう可能性もある。
ここからは車の買い方について説明しよう。
Gumtree(ガムツリー)を利用する
Gumtreeとは簡単に言えばネット掲示板のようなもの。
必要ないものをネットで販売したり、欲しいものを購入したりと大変便利で、ここで物を売って旅費にしている人が多いようだ。
Gumtreeでは車も購入する事ができるし、さらに仕事を探す事もできる。
英語で入力しなければならないが、思っている以上に簡単で、ここのハードルはそれほど高いものではない。
町のいたる所で購入可能
オーストラリアでは町のスーパーや、どこか駐車スペースがあれば売る事が可能となっている。
っと言うのも町を散歩しているだけで、車の窓に『for sale』と書かれた紙が貼付けられたまま駐車している車を多く目撃する事があった。
そこで走行距離や年式、レジストレーションなどの有効期限がどれほど残っているのか?
などを確認して気に入ればそこに書かれている電話番号に電話するという方法。
相手が外国人なら英語を話せる必要があるが、相手は車を売りたいと思っているので
多少英語力がなくても待ち合わせ場所さえ決める事ができれば簡単に購入する事ができる。
ここで注意して欲しいのが車を見る時に相手に質問すると言う事である。
車を早く売りたいがために
故障している部分を隠して販売する人もいると思うのでそこは警戒しておいた方が良い。
英語が話せない人が買う方法
英語は話せなくても伝える意思さえあれば誰からでも購入可能だが
それすら怖いと言う人は日本人から車を購入する方がいいかもしれない。
オーストラリアではワーキングホリデーを利用して車を購入する人が多いので、その分車を売りたいと言う人も多い。
オーストラリアで出会った日本人にその話をすれば、誰かしら車の情報を持っている可能性が高いのだ。
車購入の時に考えておくべき事
ここを適当に決めてしまえば、僕のように大失敗する結果となる。
車を買う前に絶対に見ておくべき所を確認しよう。
走行距離は2万キロ以内
2万キロと聞けば日本ではかなり走った危ない車と言う認識があるようだが
オーストラリアでは3万キロや4万キロ走っている車がざらにある。
オーストラリアは土地が広いせいか、まっすぐな道が多く、車にも優しいので、これほど走れるのかもしれない。
レジストレーションの確認
レジストレーションとは車の登録証明である。
日本で言えば車検のようなもの。
この期間がまだ残っている車を購入した方が、名義変更を行うだけで所有者があなたになるので、数ヶ月レジストレーションの期間が残っている車を選べば、面倒な手間が省ける事になる。
ロードワーシーを確認
ロードワーシー(RWC)とは
その車が安全ですよと証明する書類の事を言う。
これは個人で車を売りたい時に取得を義務づけられているため、あまり心配する必要はないが念のため確認しておいた方がよい。
日本のメーカー
オーストラリアで見かける車は日本製の物が多い。
やはり日本製の車は壊れにくく、安心感があるため、海外の車を買うよりは日本製を買う事をお勧めしている。
日本ではありえないが、オーストラリアでは20〜30年前の車が走っている姿を頻繁に見る事がある。
購入金額は?
車を探していれば安くて300ドル(約3万円)で車を販売している人も数多くいるが
僕のお勧めでは2000ドル(約20万円)程度の車を購入した方が良い。
僕は5万円で車を購入したが、故障が続き、気がつけば修理代に45万円程度はつぎ込んだ結果となってしまった。
20万円程度払えば設備も整っているし、何より売る時に高く売れる可能性もあるのでここは注意しながら車を選んで欲しい。
僕が車を買った時
僕はオーストラリアの東部に位置するバイロンベイと言う町で車を購入した。
以前にもオーストラリアの旅の記事で書いたが、ハーシャと言うインド人男性から依頼があった。
彼のシェアハウスで仲良くなった、サウンドクリエイターをしているリーフに車の購入を考えていると相談をした。
するとリーフのブラジル人の友人が一時帰国をする際に車をおいたままにしていたが、急遽オーストラリアに戻る事ができなくなったので、車を売っておいて欲しいと頼まれていたようだ。
タイミングがバッチリあったと感じたので、僕はひとまずその車を見せてもらう事にした。
見た目は汚かったが、中は以外と広く、一人で寝るには十分な空間が確保されているので、すぐにこの車を購入する事にした。
一応年式も古いので修理に出す事に。
この修理に1ヶ月かかる事となる。
その間はアーティストが集まる宿、アーツファクトリーのキャンプサイトでテントをはって生活する事になした。
この数ヶ月後・・・
最悪の終末を迎える事となった。
その話についてはオーストラリアの旅の記事で事細かに語っていくので
世界画家旅人をチェックしておいて欲しい。
車はバラバラになりスクラップ行きとなったが、今ではかなり良い思いでとなっている。
なぜならこうしてあなたに僕の失敗談を話す事ができるからだ。
今まで様々な経験をしてきた結果、僕は画家として十分な収入を稼ぎながら世界中を旅する事ができるまでに成長できたのだ。
これから海外で画家活動をしようと考えているのなら車は買っておいた方が良い。
PS.
オーストラリアで旅をスタートさせたのが25歳の時。
それから3年で今の生活をする事ができるようになった。
海外に行かなければ画家になれないと言うわけではなく
僕は日本でも画家になる方法を発見し、
それを利用して旅をしながら絵を書いている。
その方法を発見できたのも海外を旅してきたおかげである。
海外での活動は刺激的で新しい知識を得る事ができるし、何よりあなた自信の成長に確実に繋がっていくので是非実践してみて欲しい。