海外で活躍して絵の依頼を頂いて将来は有名な画家になりたい!と言う夢を持つ多くの人から僕の所へと相談にくるようになった。
僕はその夢を一足先に叶えてしまったからである。
その中でも一番多い相談が
「どうすれば海外で絵を描いて生活できますか?」
っと言うものであった。
今回はその事について詳しく僕の経験を元に話をしていこうと思う。
まずは何から始めるのか?
海外で絵の依頼を頂くには人と出会うと言う事が基本的な事である。
人と出会わなければ依頼も何もないのは誰が考えてもわかる。
どうすればそのような人と出会う事ができるのか?
僕も最初の絵の修行の旅ではオーストラリアのケアンズから始まったのだが、全く何をしていいのかすらもわからずにいた。
友人もいるわけでもなく、英語が話せるわけでもない、ましてや外国なんて韓国くらいしか行った事がなかった・・・
そんな僕でも現在は世界中を旅しながら絵を描いて十分な収入を得るまでに成長できた。
何をしていたかと言うと・・・
公園で絵を描いていた。
最初はただこれだけである。
しかし外国人は絵に関心がある人が多く、その中で絵を買ってくれる人や絵の依頼を頂ける事が少しづつ多くなっていった。
ライブペイントで依頼の数が増える!
得に絵の依頼が増えた時期が路上でライブペイントを始めた時期であった。
まだまだこの時は英語もまともに話せなかったがノートに英文を描いて丸暗記し、ライブペイントを見てくれるお客さんと会話をすると絵を買ってくれるし、依頼される数も大幅に増えていったのだ。
その時の詳しい方法やどれくらいの収入なのかはこちらの記事で書いているので興味があればどうぞ。
絵を描くだけ!?路上パフォーマンスでお金を稼ぐ方法
海外では本当に多くの人と出会う事となったが、その経験が今の僕の人生を構築したと言っても過言ではない。
人との出会いが増えるライブペイントは僕の画家人生を大きく変えてしまったのだ。
絵の描き方とデザインの決め方
以前3.11東北地方大震災のイベントがオーストラリアのバイロンベイで開催される時に主催者であるインド人のハーシャのシェアハウスで絵のデザインの打ち合わせに行った事があった。
そのイベントは無事に終了したのだが、そのシェアハウスに滞在した時にブラジル人のリーフと言う青年と仲良くなる。
彼はブラジルで有名なサウンドクリエイターの仕事をしており、僕も彼の事を天才だと思っている。
リーフは僕の絵をかなり気にいったようで今度出すCDジャケットのデザイン依頼を僕に頼んできた。
テーマは「マンダラと化石と自然」
この時点でかなり難しそうだったが、僕には描ける自信があった。
今まで旅をしてきた中で絵の上達をする事もできたし、何でも描けると言う自信がついてきた頃だったのだ。
僕はいつもビーチに車をとめて、そこで一日中絵を描いていた。
まずは下書きから。
普段は下書きなんてせずに絵具をのせていくのだが、依頼があった場合はまずデザインを依頼者に確認しなければならないので、そのような場合だけ下書きをするようにしている。
下書きを確認してもらい、気にいってもらえればそこから絵具を載せていくと言う流れになる。
まずはバックから描いていき、ここで依頼者のテーマである化石の色合いで描いていく。
次にマンダラと言う上下左右が対象になるようなデザインを考え、絵具を載せていくと完成する。
リーフにデザインが完成したと報告し、確認してもらうと・・・
「ん〜〜・・・化石感がない・・・」
っとダメだしを頂いた。
僕的には上の写真のデザインの方が色合いも含めて気にいっているのだが、依頼者が気に入らなければ意味がない。
なのでさらに化石感をだすために描き直す事にした。
こちらが最終的に決まったデザインである。
再びリーフに見せにいくと彼は大喜びしながら、「本当にありがとう!ZiNに頼んでよかったよ!」っとお礼を言ってくれた。
この瞬間があるので絵を描く仕事はやめられない。
世界を旅する画家のまとめ。
このオーストラリアの旅が終わり、その後は世界中をまわりながら絵を描く仕事をしていたのだが、ブラジルに行った時にリーフの家にお邪魔する事となった。
彼は森の奥地に住んでおり、まわりには野生動物が現れるような最高のロケーションに家を建てていた。
このような出会いから絵の依頼も頂けたり、旅さきで助けてもらったりできるので海外で絵を描いて生活する事へ挑戦すると、絵以外にも僕にとって得になる事が頻繁に起こるようになった。
しかし、日本人は英語が話せないだとか海外に行った事がないと言う理由で旅にでる事を恐れている人が多い。
僕は旅の中で日本でも海外でも絵を描いて生活する方法を発見した。
もしも海外に行くのが怖い!と考えている画家を目指している人がいるのなら僕の活動方法を真似る事をお勧めする。
これは海外に出なくても可能な方法である。
詳しくはZiNARTメールマガジンで話しているので、興味があれば無料の登録フォームからその情報を受け取って欲しい。