スピシュ城を参考にする絵描き旅
柔らかい芝生の上に寝転がり、一眼レフのレンズを片目で覗き込みながら自衛隊が狙撃するような格好で、丘の上にそびえ立つ廃墟の城を被写体に捉えた。 波のように大きく起伏している草原が、まるで城を持ち上げているように見える。 僕はスロバキアの世界文化遺産であるスピシュス城をいかにカッコ良く写真に収める事ができるのか追求していた。 城の外壁の外に設置さ […]
柔らかい芝生の上に寝転がり、一眼レフのレンズを片目で覗き込みながら自衛隊が狙撃するような格好で、丘の上にそびえ立つ廃墟の城を被写体に捉えた。 波のように大きく起伏している草原が、まるで城を持ち上げているように見える。 僕はスロバキアの世界文化遺産であるスピシュス城をいかにカッコ良く写真に収める事ができるのか追求していた。 城の外壁の外に設置さ […]
その日目を覚ますと、オレンジ色に光る太陽光がレヴォチャの街を染め始めていた。 窓から入る心地良い風がカーテンを揺らしている。 それをボーッと眺めながら僕はつぶやいた。 「よかった・・・まだ朝や・・・」 昨日はチェコからスロバキアへの大移動と刺激的な出会いのおかげで体力を使い果たした僕は、すぐにシャワーを浴びてベットに沈むように眠 […]