絵の上達、自分からしか生まれる事のない絵を描けるようになり、その作品で人を魅了して収入を得るようになる
これは絵描きにとっては永遠の課題なのかもしれない。
しかし、それらを同時に、しかも英語のスキルも付ける方法がある。
僕は世界を旅する画家としてこれまで様々な国で絵の仕事をしてきた。
そして、一番最初のオーストラリアの絵の修行の旅をしていた時に
これらすべてを叶える方法を発見する事ができた。
僕はその時、シドニーとメルボルンでその方法について考えていた。
以前、オーストラリアの東の海岸沿いにあるアーティストが世界中から集まる小さな町バイロンベイで路上ライブペイントをした時に初めて収入を得る事ができたが、さらに稼ぐためには何か効率の良い方法を発見する必要があった。
ライブペイントをしていると数多くの人が話しかけてきて、絵を描いているだけで僕のお金入れにお金を投げ込んでくれる。
ちなみにその時の詳細はこちらの
と言う記事で細かく語っている。
ここに目をつけた僕はさらに稼げるようになるため、とりあえずシドニーとメルボルンに向かい、その方法を真剣に考えていたのだった。
得にメルボルンでは、バスキングと言われる路上パフォーマンスで稼いでいる人が大勢いた。
僕もここでしようかなとも考えたが、やはり僕は大都会があまり好きではない。
なのでバイロンベイに戻り、路上ライブペイントでお金を稼ぐ事にした。
今回はその一番効率の良い方法について語っていこう。
描き始めは誰も立ち止まらない
バスでバイロンベイに戻った僕はとりあえずアーティストが集まる宿、アーツファクトリーに再び宿泊する事にした。
アーツファクトリーには中のよい日本人やここで出会った友人が滞在しており、
「戻ってきたのか!おかえり!」
と僕を迎え入れてくれた。
そしてすぐに路上ライブペイントを開始したのだが・・・
誰も立ち止まらない。
その理由は簡単で絵の描き始めは何を描いているのかわからないもの。
ほぼ真っ白なキャンパスに興味がある人はあまりいない。
なのである程度どのような作品なのかがわかるまでアーツファクトリーで絵を描く事にした。
僕だけのタッチを極めながら絵を描いていると全体の20%くらいを描きだした頃にアーツファクトリーに滞在している人達が話しかけてきてくれるようになった。
そしてさらなる収入を得ようと僕はメルボルンで考えていた方法を実行に移す事にした。
ポストカードで収入アップ!
普通にライブペイントをしているだけだと2時間で2000円程度の収入しか入らない。
これだと妥当な値段と思うだろうが、メルボルンで見たアーティストは数分で数万円を稼ぐ光景を目の当たりにしてしまったので、僕も何かもっと魅せる事ができればさらに稼げるのではないか?と考えた結果であった。
海外では日本と違い、チップを払う習慣が根付いており、日本人よりもパフォーマンスに対してお金を払う事に抵抗がない。
この事から海外で絵を描いて収入を得る事は、日本で絵を描いて収入を得るより簡単な事だと言う事は理解できていた。
バイロンベイはアーティストの町。
町のはずれに印刷屋があり、ポスターやポストカードを安くで作成できる場所を宿のオーナーに教えてもらい、すぐに作る事にした。
これを1枚100円で販売する。
販売する用の作品も描く
ライブペイントで描いている作品は以前ケアンズのパロネラパークのオーナーから依頼された作品なので販売する事はできない。
なので販売する用の小さな絵も描く事にした。
これでライブペイントの見栄えも良くなり、商品もそろったので、後は立ち止まってくれる人との会話を大切にして絵を描くだけで良い。
ちなみに英語は話せなくても、外国人とコミュニケーションをとる方法があり、しかも英語も上達できる。
その方法はこちら
と言う記事でその詳しい方法を紹介しているので、これから海外で絵の活動をする人は読んでおいて欲しい。
収入はいくら入るのか?
とにかくすぐ収入が入るのか確かめたかったので、とりあえず路上にキャンパスをおいてBGMとして音楽を流しながら絵を描き始めた。
すると、ものの数分で観光客が立ち止まり、僕に話かけてくれるようになった。
ウサギを飼っている男性がウサギに絵を見せている。
可愛いですね、と言うとおじさんは、自慢げにウサギを僕に手渡した。
するとそのウサギに釣られてきたのか、はたまたは僕の絵に引かれてやってきたのか、お姉さんが隣に座り、写真を一緒に撮ろうと言うので記念撮影をする事にした。
おじさんはポストカード5枚を購入してウサギとともに去っていった。
お姉さんと話していると、どうやらアクセサリーを路上販売しているようで僕がどのように絵で収入を得ているのか気になっていたようだ。
色々話している内にお礼にポストカードを5枚購入して僕に名刺を渡して去っていった。
ライブペイントを開始して10分程度で1000円も稼いでしまった。
僕の考えは正解だったのだ。
それから3時間程ライブペイントをして様々な国のお客さんと話をし、気がつけば僕のお金入れの中には大量のコインとお札が貯まっていた。
アーツファクトリーに戻って計算する事に。
ポストカードが思いのほか売れ、ライブペイントのパフォーマンスに対して通りすがりの人が投げ入れてくれたお金も合わせると、この日の売り上げはトータルで7000円弱。
この時、僕は海外で絵を描いて生きていける確信を持つ事となる。
その後もライブペイントをする日が続き、稼げる日と稼げない日もあったが、最低でも3000円は稼いでいた。
この時は海外で絵を稼げる方法を探していたので目標は達成されたが、これは日本でする事はできない。
なぜなら路上パフォーマンスをするのに許可がいり、日本人はチップを渡す習慣もなく、しかも絵に対しての価値が外国人に比べてあまりない。
この数年後、僕はキャパスと絵具道具を持って世界中を旅する事になるのだが、そこで学んだ知識を生かして日本でも海外でもどこにいても絵を描いて収入を得る方法を発見する事となる。
日本でも絵で生きる方法についてはZiNARTメールマガジンで書いていこうと思っているので興味がある人は下の無料登録ができるメルマガからその情報を受け取って欲しい。
そして僕は絵の上達法、僕だけの絵のタッチの描き方を伝えるオンライン絵画教室ZiNARTもたまに開講しているので、もしも現在あなたが絵の上達に悩んでいるのなら僕が独創的な絵の描き方を伝えているのでこれも興味があれば参加して欲しいと思う。